MOTAの査定結果が出て上位3社の名前と金額が並ぶと、「この3社と交渉していくのか」と気持ちが引き締まる一方で、いざ動こうとすると迷うところも出てきます。
1位を選べばいいのか、3社とも現車査定に呼ぶべきなのか、知らない買取店ばかりでも大丈夫なのか、4位以下の業者を足してもいいのか、考え始めるときりがありません。
私もMOTAで何度か車を売ってきましたが、基本は上位3社で十分だと考えています。
ただ、「1位だから選ぶ」「上位だから3社とも呼ぶ」と順位だけで決めてしまうと、予定や条件の合わない業者とまで査定の日程を組むことになりかねません。査定結果の見方を知っておけば、3社のうち誰を残すかは自分で決められます。
この記事では、上位3社の見方と、4位以下や他サービスを足す判断、私が概算1位を断って売却したときの流れをまとめています。まずは、上位3社がどうやって決まっているのかから見ていきます。
MOTAは査定結果が出た時点で売却先を決める必要はなく、売るかどうかも、どの業者に来てもらうかも、金額と顔ぶれを見てから決められます。
\ 査定額だけ先にチェックできるから迷わない /
MOTAの上位3社は「そのまま売る3社」ではない
上位3社が表示されると、その中のどこかに売らなければいけないように感じますが、実際はもう少し自由に動けます。3社がどう決まり、そこから何ができるのかを知っておくと、誰を残すかを考えやすくなります。

最大20社の入札から高額査定の上位3社が決まる
MOTAでは、車の情報を入力すると最大20社の買取業者が概算査定額を入札し、その結果をもとに上位3社(最大)が決まります。連絡してくるのは基本的にその業者だけなので、一般的な一括査定のように、申し込み直後から何社もの電話に追われることはありません。
ただ、この3社はMOTAがおすすめとして選んだ業者ではなく、入札額で機械的に並んだ結果です。1位だからといって、一番信頼できる業者という意味ではありません。
4位以下の業者も自分で追加できる
MOTAでは、4位以下の業者をマイページから追加して査定を依頼することもできます。次のような場面で使う機能です。
- 気になる買取店が4位以下にいる
- 上位3社に加えて、もう1社比べておきたい
- 上位3社のうち1社と日程や条件が合わない

上位3社と4位以下のどちらを残すかは、概算査定の「下限額」から考えると整理しやすくなります。
MOTAの査定結果は、上限額ではなく「下限額」で見る
査定結果の画面には、業者ごとに「〇〇万〜〇〇万円」と幅のある金額が並ぶので、つい上限の大きな数字に目が行きがちです。ただ、MOTAの順位の付け方を知ると、上限額より下限額のほうが当てにできる数字だと分かります。
MOTAの順位は下限額で決まる
MOTAの上位3社は、上限額の高い順ではなく、下限額の高い順に決まります。上位3社に入らなければ利用者に連絡すらできないので、業者は上限額を大きく見せるより、下限額を引き上げて順位を取りにいきます。
たとえば説明用に、次の2社から入札があったとします。
- A社:330〜370万円
- B社:345〜355万円
上限だけを見るとA社のほうが高く見えますが、MOTAの順位ではB社が上です。
入力した内容と実車に大きな違いがなければ、下限額を下回る買取はMOTAのルール上認められていないので、B社の345万円は一つのラインとして見られます。一方で、A社の370万円は、そこまで出ることが約束された金額ではありません。
業者どうしの競争が下限額で起きている以上、実際の買取額も下限額のほうに引っ張られやすい性質があります。だから私は、下限額を現実的な目安にして、上限額の大きさでは業者を選ばないようにしています。
概算査定1位=最終買取額1位とは限らない
概算査定額は申し込み時の入力情報をもとにした金額で、実際の買取額は現車査定で車の状態を見てから決まります。
下限額が一番高い1位の業者でも、実車を見たほかの業者に金額で抜かれることはありますし、4位以下から追加した業者が順位を逆転することもあります。
金額だけでなく業者と査定条件も見る
下限額を見たら、次は業者と査定条件です。この2つは、確認できるタイミングが違います。査定結果の画面で分かるのは、どんな買取業者なのか、口コミに気になる点がないかといった業者の情報までです。
希望日に来てもらえるか、同時査定に応じてもらえるか、引き取りはいつ頃になるかといった条件は、上位3社からの最初の電話(4位以下なら依頼後の連絡)で聞いて初めて分かります。
金額が高くても、その条件が自分の予定と合わなければ、候補に残し続ける理由はありません。 上位3社は「売却先ランキング」ではなく、現車査定へ進む候補リストとして見ましょう。
基本は上位3社で十分。比べ足りないときは4位以下も見る
上位3社の下限額と業者を見て気になる点がなければ、比較先を増やさなくても高値は狙えます。迷いやすいのは、知らない買取店ばかりが並んだときと、上位3社だけで決めていいのか気になったときだと思います。
上位3社が個人店でも、それだけで外さなくていい

MOTAでは、地域の買取店や専門店が上位に入ることがよくあります。たとえば輸出向けの販路を持つ店や、特定の車種を専門に扱う店は、売り先が決まっている分、大手より強い金額を出してくることがあります。
知らない会社名が並ぶと不安になるかもしれませんが、下限額がしっかり出ていて、口コミや最初の電話の対応にも引っかかる点がなければ、候補として残しておいて大丈夫です。
それでも「大手も1社見ておきたい」と感じるなら、その感覚は大事にしていいと思います
売却ルールや手続きまで重視するなら大手を1社追加
初めて車を売る人なら、大手を1社比較に入れておくのも一つの方法だと考えています。理由は有名だからではなく、査定額以外の条件を比べる物差しになるからです。


車を売るときは、金額のほかに次のような点も決めていくことになります。
- 契約手続きの流れ
- 入金時期
- 契約後の減額に関する扱い
- 車両引き渡し後の対応
たとえば地域店に「入金は引き渡しから何日後ですか」と聞いて答えをもらっても、比べる相手がいなければ、それが早いのか遅いのかは分かりません。大手はこうした流れが社内で決まっていることが多いので、1社分の条件を手元に置いておくと、地域店の条件を聞いたときの基準になります。
| 査定結果の状況 | 基本判断 |
|---|---|
| 上位3社に納得できる | そのまま3社で比較 |
| 地域店・専門店ばかりでも条件に不満なし | 無理に大手を追加しない |
| 大手も1社比較したい | 4位以下から追加 |
| 入金面だけが不安 | あんしん決済も確認 |
| 査定してほしい業者がMOTAにいない | 他サービスの併用を検討 |
入金だけが不安なら「あんしん決済」という選択肢もある
「一番高いのは地域の買取店。でも、売却代金の受け取りだけが気になる」という場合は、業者を入れ替える前にMOTAの「あんしん決済」を見ておくと判断しやすくなります。売却代金の受け取りにMOTAが間に入る仕組みなので、対応している買取店であれば、金額では地域店を残したまま、入金の不安だけを減らせます。


MOTAは査定結果が出た時点で売却先を決める必要はなく、売るかどうかも、どの業者に来てもらうかも、金額と顔ぶれを見てから決められます。
\ 査定額だけ先にチェックできるから迷わない /
私は1位を断り、4位以下を追加して約345万円で売却した
ここまでの選び方は、私がヴォクシーを売ったときの流れがもとになっています。このときは順位どおりに上位3社を呼ばず、途中で業者を入れ替えました。


7社入札でも概算1位を選ばなかった理由
ヴォクシーを査定に出したときは、合計7社から入札がありました。
私は3社に同じ日に来てもらう同時査定を希望していましたが、概算1位の業者はそれに対応できませんでした。家族の予定もあって何日も査定に付き合う余裕がなかったので、1位だから残すのではなく、自分が希望する比べ方に合うかどうかで判断して、査定をお願いしないことにしました。
4位以下だった大手を追加した理由
代わりに追加したのが、4位以下にいた大手の買取業者です。概算の順位は低くても、実車を見たあとの金額までは分からないので、順位だけで外すことはしませんでした。上位3社のうち残した2社にこの大手を加えて、自分で比べる3社を組み直した形です。
最終的にネクステージへ約345万円で売却
最終的には3社同時査定を行い、ネクステージへ約345万円で売却しました。売却後の減額もなく、入金まで滞りなく終わっています。


MOTAだけで比べ足りなければ、他サービスを足してもいい
MOTAの中で納得できる業者がそろえば、ほかのサービスを足す必要はありません。
足すのは、査定してほしい業者がMOTAにいないときか、手間が増えても最高額を追いたいときに絞っておくと、やり取りに振り回されにくくなります
MOTAだけで比較できるなら無理に増やさなくていい
サービスを増やせば比べられる業者は増えますが、そのぶん電話の対応や査定日の調整、現車査定の立ち会いも増えていきます。平日の夕方や週末を何度も査定で埋めるのは思っている以上に負担が大きいので、手間を抑えながら高値を狙うなら、MOTA単独でも十分です。
査定してほしい業者がいない・最高額を追うなら、カーセンサーかCTNを足す
特定の買取店に査定してほしいなら、まずMOTAの4位以下を見て、そこにもいなければカーセンサーやCTNから査定ルートを足す、という順番で考えると迷いません。
MOTAで比べられるのは、MOTAに加盟していて今回入札してきた業者までです。多少手間が増えても最高額まで確かめておきたい場合も、同じようにカーセンサーやCTNを組み合わせて比較の範囲を広げられます。
どちらの場合も、MOTAをやめて乗り換えるのではなく、MOTAを軸に足りない査定ルートだけを補う使い方になります。


現車査定は2〜4社程度に絞って最終額を比べる
比べる業者が決まったら、実車を見てもらって実際の買取額を出してもらう段階です。業者を増やし続けるより、2〜4社程度に絞って最終額を並べるほうが、比べる側も疲れずに判断できます。
3社そろうなら同時査定も選択肢
3社同時査定にしたときに感じた良さは、立ち会いが1日で終わることと、各社が同じ状態の車を同じ場で見るので、最終提示額をそのまま並べて比べられることです。
ただ、同時査定にしたからといって必ず高く売れるわけではありません
同時査定は、3社がそろって初めて比べる効果が出ます。3社のうち1社が同時査定に応じられないときは、4位以下から応じてもらえる業者を足して3社にそろえるか、同時査定にこだわらず別々の日に来てもらうかのどちらかです。査定に何日使えるかを先に決めておくと、どちらにするかも自然と決まります。
最高額だけでなく入金・減額・契約条件まで確認する
現車査定のあとは、最終提示額だけでなく、入金日、契約後の減額の扱い、車両の引き渡し日、必要書類も聞いておくと安心です。
乗り換えの場合、引き渡し日が次の車の納車より早いと、車がない期間ができてしまいます。最終提示額が近い業者が並んだときは、予定どおり売却まで進められるかどうかで選ぶと、あとから困ることが少なくなります。
上位3社でも、査定を受けたくなければ断っていい
上位3社に入った業者でも、全社に現車査定をお願いする必要はありません。最初の電話で条件を聞いて、今回はお願いしないと決めたら、その場で伝えるのが一番あっさり終わります。
上位3社に入っても現車査定は強制ではない
断るときは、「今回は他社と進めるため、査定は見送ります」と一言伝えれば足ります。理由を細かく説明する必要もありません。
ここでの「断る」は、現車査定をお願いするかどうかの話です。査定を受けたあとの断り方や、契約後のキャンセルについては、段階ごとにこちらでまとめています。


MOTA上位3社でよくある質問
上位3社からの連絡はいつ来る?
申し込んだ時間によって、査定結果が出るタイミングが変わります。
0:00〜14:59の申し込みは当日18時、15:00〜23:59の申し込みは翌日12時に結果が出て、それに合わせて上位3社から連絡が来ます。最初の連絡は電話が基本なので、結果が出る時間帯に電話を受けられるようにしておくと、やり取りがスムーズです。
知らない番号から何件も電話がかかってきた
同じ買取店でも、別の電話番号からかかってくることがあります。査定結果の画面にある業者名と照らし合わせながら出ると、何社から来ているのかが分かり、落ち着いて対応できます。
入札が3社に届かなかった
入札の数は地域や車種、申し込むタイミングによって変わるので、1〜2社しか入札がないこともあります。その場合も、下限額と条件を見て判断する流れは同じです。比べる相手が足りなければ、カーセンサーやCTNを足す方法もあります。
現車査定にはどれくらい時間がかかる?
MOTAの案内では、実車の査定そのものは30〜60分程度が目安で、その場で契約の話まで進むとさらに時間がかかります。3社同時査定にする場合は、各社の最終提示を待つ時間も含めて、予定に余裕を持たせておくと慌てずに対応できます。
まとめ|MOTA上位3社で迷ったら、この順番で決めればいい


ここまでの選び方を、査定結果が出てから売却するまでの順番に並べると次のようになります。
- 査定結果の画面で、下限額と業者名を見る
- 最初の電話で、日程や同時査定に応じてもらえるかを聞く
- 問題なければ上位3社で進め、比べ足りなければ4位以下から1社足す
- 査定してほしい業者がMOTAにいなければ、カーセンサーかCTNを足す
- 2〜4社程度に絞って現車査定を受ける
- 最終提示額と売却条件を並べて、納得できた業者に売る
基本はMOTA上位3社で十分。ただし、上位3社が絶対ではありません
上位3社が表示された時点で、売る相手が決まったわけではありません。私もこれまで、査定額が希望に届かなければ普通に断ってきました。
順位は業者どうしが競った結果で、その中からどの業者と話を進めるかは、売る側が選べます。「この3社と交渉していくのか」と身構える場面でも、見る数字と断る基準が決まっていれば、上位3社からの電話も査定の日程調整も、落ち着いて進められるはずです。
MOTAは査定結果が出た時点で売却先を決める必要はなく、売るかどうかも、どの業者に来てもらうかも、金額と顔ぶれを見てから決められます。
\ 査定額だけ先にチェックできるから迷わない /
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申し込みから概算査定、上位3社からの連絡、現車査定、入金までの流れを順番にまとめています








