【最終型の真価】30系後期アルファードSCパッケージ契約記|JBL付きの決断とリセール戦略

30系JBLアルファード購入と納車

乗り心地の良さ、圧倒的な存在感、そして高いリセールバリュー。

30系後期アルファードは、まさに完成度の高いミニバンです。

そんななか迎えたモデル末期。

「そろそろフルモデルチェンジかも?」という空気が強まり、30系を買うべきか、それとも40系を待つべきか……

悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

一般的に、モデルチェンジが入ると旧型の相場は下がるが普通です。

  • 「30系のリセールはこの先どうなるのか?」
  • 「今買うのはアリなのか?」
  • 「40系が出ても後悔しない選択とは?」

そんな疑問とともに、私は2022年5月、最終型となる30系後期アルファードを契約。

この時期は半導体不足の影響で納期が長期化しており、DAモデルで半年待ち、JBL付きは10か月待ちという状況でした。

ちなみに、長納期化する前のアルファードは約2か月で納車されていました!

この記事では、そんな30系後期アルファード“最後の一台”を手に入れた理由と、仕様・値引き・リセール戦略までを一挙に紹介していきます。

目次

30系後期アルファードの契約内容

契約したグレードは「2.5SCパッケージ」

私が契約したのは、2.5LガソリンのSCパッケージ(2WD)です。

本音を言えば、子育て世代の我が家では、セカンドシートがキャプテン仕様ではない「タイプゴールド」のほうが使い勝手は抜群。

実際、チャイルドシートの取り付けや子どもの乗り降りを考えると、ベンチシートやオットマンなしの方が動きやすいのは確かです。

しかし、それでもあえてSCパッケージを選んでいる理由は、やっぱりリセールバリューの高さです。

実際、30系後期はすべてSCパッケージで契約してきました

実用性よりも「出口(売却)」を見据えた選択

我が家のカーライフは、リセール重視でまわっています!

ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン(070)」

今回選んだボディカラーは、ホワイトパールクリスタルシャイン(070)です。

前回のアルファードではブラック(202)を選びましたが、正直なところ、黒は手入れの難易度が高いの難点

洗車後すぐにうっすらとホコリが乗り、雨が降ればウォータースポット、そして洗車傷が浮き出るたびにため息……。

ブラックはかっこいいけど、維持が本当に大変だと痛感しています

ということで、今回は実用性のバランスをとって、パールホワイトを選択しました。

  • 汚れが目立ちにくい
  • 洗車の頻度をそこまで気にしなくて済む
  • リセールバリューも安定して高め

という3拍子が揃っており、日常使いのストレスも大幅に軽減されます。

家族で使うファミリーカーとしても、やっぱり白は扱いやすいですね!

メーカーオプションは“3種の神器”+JBLナビ

30系後期アルファードにつけたオプション明細

アルファードを選ぶうえで、リセールを意識するなら絶対に外せないのがメーカーオプションの選択です。

今回も、これまでの経験から“鉄板構成”でまとめました。

3種の神器とは?
  • ツインムーンルーフ(121,000円)
  • デジタルインナーミラー&BSM付(110,000円)
  • スペアタイヤ(11,000円)

ツインムーンルーフ

30系アルファード13.3インチリアシートエンターテインメントシステム

デジタルインナーミラー+BSM(ブラインドスポットモニター)

30系アルファードデジタルインナーミラー

スペアタイヤ

30系アルファードスペアタイヤ

この3点セットは、リセールを意識するならもはや“お約束”とも言える構成。

とくにツインムーンルーフは見た目の印象が大きく変わるうえ、標準装備化されていないSCパッケージでは、付ける・付けないで売却価格が10万円以上変わることも珍しくありません。

JBL付きの10.5インチナビを選択

今回は「3種の神器」にプラスして、以下の高額オプションも選択しました。

10.5インチSDナビゲーション+JBLプレミアムサウンド

10.5インチナビゲーションJBLプレミアムサラウンドシステム

13.3インチリアエンターテインメントシステム

30系アルファード13.3インチリアシートエンターテインメントシステム

パノラミックビューモニター(シースルービュー機能付き)

30系後期アルファード10.5インチパノラミックビューモニター

いわゆる「JBLナビ付き」と呼ばれるこの構成は、アルファードではフルスペック仕様

とはいえ、このセットでおよそ95万円という高額オプション……。

正直、価格だけ見れば「高すぎる…」というのが本音です

あえて“納期が延びる”オプションを選んだ理由

実はこのJBLナビ、契約当時は納期がさらに延びる要因でした。

それでも私があえて選んだのは、「令和5年式(1月〜3月登録)」にしたかったからです。

JBL付きにすることで納期が伸び、逆に理想の登録時期に近づけると考え、遅延覚悟で契約しました。

JBLナビのリセールは…読めない

気になるJBLナビのリターンについては、実際の相場は次のような印象です。

  • うまくハマれば95万円に対して100万円返ってくることもある
  • 逆に50万円しか戻ってこないこともある

つまり、リターンの幅が大きく読みにくいのがJBL付きの特徴です。

ディーラーオプションは“必要最小限”で

今回のディーラーオプション費用は、合計17,710円

内訳は以下の2点のみです

  • ナンバーフレーム
  • ドライブレコーダーの取り付け工賃

これだけ聞くと少なすぎるように見えるかもしれませんが、リセールバリューを重視するなら、ディーラーオプションは基本的に抑えるのが正解です。

ただ、モデリスタエアロは、見た目の印象が大きく変わり海外でも人気があるので、プラス査定になります。

純正フロアマットは選ばず、社外品でコスパ重視に

昔は「フロアマット+サイドバイザー」がセットのように定番オプションでしたが、
現在はどちらもリセールに影響しないため、付けない方針にしています。

とくにフロアマットについては、社外品の品質が非常に高く、コストも大幅に安いのがポイント。

おすすめはFJ CRAFTの車種専用マット。

今回は、前のアルファードで使っていたFJ CRAFTのマットをそのまま流用しました。

すでに3年目に突入していますが、毛足のへたりや型崩れもなく、快適に使えています

FJCRAFTのフロアマットは、質感・お値段ともに非常に優秀なのでイチ押しです!

30系後期アルファードの値引き

30系後期アルファードの値引き明細

今回のアルファード購入では、メーカーオプションや諸費用を含めて支払総額は約545万円となりました。

そして、車両本体とオプションなどの値引きは、トータルで約63万円

購入したのは、これまでにも何台も取引している地元の馴染みのディーラーです

値引き交渉は「無理せず伝える」スタイル

今回は、いわゆる“相見積もり合戦”のような交渉はしていません。

他店に行ったり、越境ディーラーで競わせたりもしていません。

代わりに私が取ったのは、希望額を素直に伝えて、可能な範囲で調整してもらうという方法です。

でも口コミなどで事前に値引き相場はチェックしています!

結果、営業さんもできる限りの条件を整えてくれて、約63万円の値引きが実現

正直、モデル末期だったことを考えると、もっと粘れば70万円台も狙えたかもしれませんが、悪くはなかったので一発サインです。

大幅値引きを狙うなら「別系列店での相見積もり」は有効

これはカーライフ全般に言えることですが、本気で値引きにこだわるなら、複数の系列ディーラーでの相見積もりはマストです。

とくに、トヨタは地域や販売会社ごとに方針が違うため、店舗ごとの提示額に差が出やすい傾向があります。

実際に、トヨタモビリティ系で販売会社が統合された地域では、値引きが渋めになっているという話もあります

値引き額は“参考程度”にするのが正解

値引きの情報は確かに気になりますが、実際には地域・購入タイミング・営業マンとの関係性などによって大きく左右されます。

「あの人は70万円引きだった!」という声もあれば、
「うちは50万円が限界だった…」というケースも少なくありません。

大切なのは、自分が納得できる条件で契約できるかどうかだと思います。

最近の私は「関係性を活かしてストレスなく決める」という選択をしています。

令和5年1月登録で、無事納車されました!

JBL付きの30系後期アルファード、ようやく我が家にやってきました!

30系後期アルファード納車

登録日は、令和5年1月

この「1月登録」というのが、じつはリセール的にも大きなポイントになります。

【ワンポイント解説】なぜ“1月登録”が有利なのか?

中古車市場では「登録年」が重視されるため、たとえ2022年12月登録と2023年1月登録が1か月しか違わなくても、年をまたげば1年古く見えてしまいます

見かけ上ではの話です

とくに、海外(仕向け国)によっては少しでも年式が新しいほうが好まれる地域もあるため、“1月登録は有利”といわれています。

実際、オートオークションでも1月登録の車は、タイミングにより高値で取引されています。

逆に、11月や12月の登録は避けたほうが無難とも言われています。

でも納車のタイミング次第なので運としかいいようがないですよね

40系アルファードは買うべきか?タイミングに悩む日々

今後の予定は「未定」。でも動き出しは早くする予定です

40系アルファードの登場が迫るなか、私自身も次にどう動くかを真剣に検討中です。

新型を買うにしても、リセールの見通しや仕様内容が見えてから判断したいのが本音です。

フルモデルチェンジ後はフル装備か何もつけないかの極端な選択をすれば間違いないような気もしますが……

ですが、判断が遅れれば遅れるほど、納期がどんどん延びていくのが現実……。

ヴェルファイアが逆転する可能性も視野に

リセールバリューを考えるうえで気になるのが、40系で人気の構図が変わるかもしれないという点です。

  • これまではアルファードのほうが圧倒的に人気でしたが、
  • 海外、とくにマレーシアではヴェルファイアの人気が高かったという背景があります。

今後の展開によっては、ヴェルファイアのほうがリセールが強くなる可能性も十分あると感じています。

「早く決断すれば納期が早い」けど、慎重にいきたい理由

本当は「情報が出そろってから決めたい」というのが理想ですが、最近のトヨタの新車販売では、即決しないと納期で大きな差が出るケースが続出しています。

たとえば、新型プリウス(2023年1月発売)は、正式発表当日の1月10日に受注停止になるほどの混雑ぶり。

聞いた話では、発売前の12月末の段階でオーダー枠が埋まっていたそうです。

1日遅れるだけで納期が半年以上ずれる、なんて話も珍しくありません

本体価格も上がるのは確実。90系ヴォクシーの例から予想

価格面でも、モデルチェンジ時は値上げが避けられません。

実際、90系ヴォクシーでも以下のような大幅アップがありました。

90系新型ヴォクシーの値上げ例

モデル 旧価格 新価格 差額
ZS(旧型) 約284万円 S-G(新型) 約309万円(+25万円)
ZS煌Ⅲ 約294万円 S-Z(新型) 約339万円(+45万円〜55万円)

この傾向を踏まえると、40系アルファードSCパッケージの本体価格は約500万円に到達する可能性があります。

さらに値引きも渋くなることが予想されるため、乗り出し価格は560万円〜になるかもしれません。

相場は落ちるのか?それとも維持されるのか?

ここからは、個人的見解なので参考程度にお読みください。売却するタイミング等は自己責任でお願いします

「暴落」の基準はどこに置くかで変わる

今のアルファードの中古相場は、正直“異常なほど高い”水準にあります。

ですから、「どの水準を基準に下落と見るか」がポイントになります。

たとえば

  • 新車で480万円で購入したSCパッケージが、
  • 1年後に530万円で売れるという状況。

これ、もはや“値下がり”どころか“値上げ”です。

では、530万円 → 480万円に下がったらどうなるか?

530万円で売れていた車が、1年後に480万円に下がると、数字だけ見れば 50万円の下落=暴落とも言えます。

でも、そもそも買ったときが480万円だったとすれば……。

「1年間、実質タダで乗れた」という解釈にもなりますよね

つまり、どこを基準にするかで“暴落”の定義は変わるんです。

30系の下落はゆるやかになると予想しています

30系アルファードは今後、間違いなく新型(40系)に置き換わっていきます。

しかし、納期の長期化という壁があるため、急激に市場に30系があふれることはないと予想しています。

たとえば

  • 新型プリウスのように納期が長くなれば、
  • 30系の流通スピードは落ち、需要>供給の状態が一定期間続く。

その結果、新型が発売されてもすぐに暴落とはなりにくく、年内いっぱいくらいは高値を維持する可能性が高いと思っています。

まとめ:焦らずとも、早めの判断は吉

とはいえ、今の相場が“良すぎる”のも事実です。

少し下がるのは避けられないとしても、購入額を大きく下回るような暴落にはすぐにはならないのでは、というのが私の見立てです。

ただし、納期問題が解消された瞬間、相場は大きく動く可能性があるため、少しでも利益を出したい方は、早めに判断されることをおすすめします

\ アルファード・ヴェルファイアにお乗りなら /

【まとめ】いざという時、動ける準備が大切です

現在、マレーシア向けを中心に新車登録から1年経過した30系アルファードSCパッケージ(3種の神器+9インチディスプレイオーディオ付き)は、買取相場で530万円前後という驚きの水準を維持しています。

他グレードも含めて、総じて高値を維持しているのが今の市場の実態です。

相場が高い今、利益を狙うなら早めの動きがカギとなります。

ただし、気をつけておきたいのは…

「その530万円、実際に買取店に持っていっても出ないかも?」、というリアルな現実です。

買取業者も安く買い取りたいのが本音なので、相場より安く提示してくるケースも少なくありません

ましてや、ディーラー下取りではさらに厳しい金額になります

相場通りで売るには、“売り方”が重要です

今は、そんなリスクを回避しながら売れる手段があります。

それがこちらの厳選一括査定サイトです。

事前に上位3社の金額を見てから選べる「高く売れる・電話少なめ」な一括査定

車の維持費を抑えるためには、できるだけ安く買って、できるだけ高く売ることが鉄則です。

高く売れれば「グレードを上げる」「オプションを増やす」「車格を変える」など、次の一台の選択肢も大きく広がります!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事が、皆さんの売却判断やカーライフのヒントになれば幸いです。

40系アルファードを購入することができました。気になる方は読んでみてください!

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