車の同時査定って、実際どうやればいいの?
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では私の実体験をもとに、同時査定のやり方や注意点をわかりやすく解説していきます。
私自身も同時査定を何度も使ってきましたが、「思わぬ高額査定が出た!」ということも珍しくありません。

シンプルな仕組みなのに、驚くほど高く売れる可能性を秘めています
もちろん、「誰でも簡単に成功する」わけではありません。
確実に成果を出すには、ちょっとしたコツや気をつけるべきポイントがあるのも事実。さらに、知らずに使うと後悔するようなデメリットも存在します。



車を売る機会はそう何度もありません。だからこそ、絶対に損はしたくないですよね!
この記事では、これまで複数回の同時査定を実践してきた私が、
- よくある疑問の解消
- 交渉方法の種類と違い
- 実際の流れとやり方
- メリット・デメリット
- 失敗しないためのコツ
などを、順を追って丁寧に解説していきます。
これから同時査定にチャレンジしたい方が、迷わず自信を持って進められるように、ひとつずつわかりやすく紹介していきます。ぜひ参考にしてください!
- 同時査定のやり方と流れ
- 使える交渉方法の違い
- 同時査定のメリット・デメリット
- 失敗を防ぐコツや注意点
- 同時査定にベストな一括査定サイト
【大前提】車の同時査定よくある3つの疑問


車の同時査定は、高く売るための強力な手段ですが、いざ使おうとすると戸惑う方も多いのではないでしょうか。
「そもそも一括査定とどう違うの?」「複数の業者を同じ場所に呼んでもいいの?」
私も最初は同じように迷いました。
そこでまずは、読者の方から特によくいただく3つの疑問について、わかりやすく解説していきます。
気になる項目がある方は、以下からジャンプしてもOKです!
①一括査定と同時査定の違い


「一括査定と同時査定って、結局どう違うの?」
よくいただくこの疑問について、まずは明確に整理しておきます。
一括査定とは、ネット上の専用サイトから一度の申し込みで複数の買取業者に査定依頼ができるサービスのこと



私もよく使いますが、一度の申し込みで済むので、時間効率もバッチリです!
ただし、これは「同じ時間に査定する」というわけではありません。
業者ごとに別々に日程調整が必要になるため、スケジュール調整や対応にやや手間がかかる面もあります。
代表的な一括査定サイトには、次のようなものがあります。
次は同時査定です。
同時査定とは複数の買取業者を同じ時間・同じ場所に呼び、まとめて実車査定を受ける方法
たとえば「土曜の11時に3社まとめて来てもらう」ようなイメージです。



たとえば、ウィーカーズ(旧ビッグモーター)、ネクステージ、ユーポスを同時に呼ぶ感じです
実はこの形式、最近ではブランド品の催事買取などでも導入されているほどポピュラーな手法になってきています。
私が参加したときも、鑑定士たちが次々と査定し、最後に一斉に買取価格を提示してくれるという流れ。
まさに「その場で競り合いが起きる」状態です。
このスタイルは車でいうと「入札方式」に近い手法です。



入札方式については後ほど詳しく解説します!
同時査定の最大の特徴は、業者同士をバッティングさせることで競争原理が働き、より高額な査定が引き出されやすいこと。
効率よく高く売りたい方には、非常におすすめできる方法です。
②そもそもバッティングさせていいの?


結論からお伝えすると、同時査定で業者をバッティングさせることはまったく問題ありません。
実際、現在では多くの買取業者が同時査定を前提とした対応をしており、現場の営業担当も慣れています。
査定に来た営業マンによると、「同時査定と個別査定の比率は現在ほぼ半々」とのことでした。



数年前までは1社ずつ交渉するのが一般的でしたが、今はもう時代が変わってきたと感じます
そのため、査定依頼後にかかってくる電話でも「他社とバッティング予定はありますか?」と聞かれるのが当たり前になりました。



それだけ、同時査定が主流になりつつあるということですね!
ただし、一部の業者では同時査定を断られるケースもあります。
私自身、過去に「同時査定でお願いします」と伝えたところ、「当社はそのような一斉査定は対応できません」と言われた経験があります。



こういったケースもあるので、念のため頭の片隅に入れておくと安心です
とはいえ、大半の業者は柔軟に同時査定に応じてくれます。
過度に心配する必要はありません。
③査定場所はどこがいいの?


同時査定の実施場所として最も一般的なのは、自宅ガレージまたは月極駐車場です。
一方で、「大型ショッピングモールの駐車場」「商業施設の共用スペース」など、第三者の敷地での査定は業者によってNGの場合があります。
対応してくれる業者もいますが、大手になるほどルールが厳しく、断られるケースが増えます。
そのため、自宅ガレージまたは月極駐車場を基本とするのがベストです。
「狭い月極駐車場で複数業者が来て大丈夫?」と思われるかもしれませんが、そこはご安心ください。
営業マンたちは通常、自分たちの車を近隣のコインパーキングに停め、査定対象車両のまわりで順番に査定を行います。
実車を目視できるスペースさえ確保できていれば、物理的な問題は起こりません。



私も月極駐車場で査定をしてもらったことがありますが、まったく問題ありませんでした!
次は「同時査定で使われる2つの交渉方法」について、わかりやすくご紹介していきます。



ここを知っておくことで、さらに成功率を高められますよ!
車の同時査定で使う2つの交渉方法


入札方式
まずご紹介するのは「入札方式」と呼ばれるスタイルです。
買取業者それぞれに名刺の裏などに査定額を書いてもらい、いちばん高い金額を提示した業者に売却する方法です。1回の提示で勝負が決まる、シンプルでスピーディなスタイルです。



「入札方式」や「入札形式」など呼び方はいくつかありますが、要は名刺に査定額を書いてもらう手法のことです
以下の画像は、私が実際にカーセンサーの一括査定を利用して、入札方式で売却したときの名刺です。


このときも、相場上限のギリギリに近い価格が飛び出しました。
それもそのはず。ライバル業者がその場にいるわけですから、安い査定額を出しても意味がありません。



どうしても、本気の上限価格を提示せざるを得ない状況になります
しかも、愛車が「業者の欲しい車種」「人気の高年式車」などに当てはまると、査定額が想像を超えることも珍しくありません。
私の経験でも、業者のニーズと一致したときは、「えっ、本当にこの金額で買ってくれるの?」と驚くような提示を受けたことがあります。
このように、入札方式は公平でシンプル、そして価格が上がりやすい仕組みが特徴です。
セリ方式
続いては「セリ方式」についてご紹介します。
競り市やオークションと同じように、その場で業者が「うちは〇円!」「では当社はさらに〇円!」と目の前で価格を吊り上げていくスタイルです。最後まで残った最高額の業者が落札、つまり買い取りを行います。



まさにオートオークションで行われている方式そのものです
セリ方式の最大の特徴は、業者が出せる限界まで入札を繰り返すこと。
他社の金額を予想する必要がないため、駆け引きなしでストレートに勝負ができます。
入札単位も自由に設定できるので、1万円単位・5千円単位など臨機応変な対応も可能です。
セリ方式の致命的デメリット
それは、限界まで価格が上がりきらないことがある点です。
たとえば、
- A社:上限200万円まで出せる
- B社:上限220万円まで出せる
この場合、セリ方式だと201万円で止まってしまうこともあります。
つまり、B社が本当は220万円まで出せたのに、201万円で買い取る結果になり、19万円損したことになってしまします。



入札方式に比べると「相場ギリギリ」の価格には届きにくい印象があります
入札方式との比較
一方で、入札方式なら「他社がどれぐらい出してくるか」を想定して勝負する必要があるため、B社は「A社が210~215万あたりを出すかもしれない」と読み、216万円や上限の220万円を出してくる可能性が高くなります。
もちろん読みが外れることもありますが、入札方式の方が競争が生まれやすく、高値になる可能性が高いといえます。
とはいえ、すべてがこの通りになるわけではありません。
入札方式でも「ライバルはこのくらいかな?」と見込みが一致しすぎて、逆に低めで出されてしまうリスクもあります。
そんなときは、駆け引きなしで正々堂々と勝負できるセリ方式の方が良かったという結果になります。
おすすめは入札方式
両方にメリット・デメリットはありますが、私のおすすめは「入札方式」です。
その理由は、
- 誰でも簡単にできる
- 交渉が不要で再現性が高い
- 証拠が残る
という点にあります。
やり方もとてもシンプル。営業マンが到着したら、こう伝えるだけでOKです。
名刺に査定額を書いてください。一番高い査定額の会社に売ります
他社の価格や希望額など、あれこれ話す必要はありません。



交渉が苦手な方でも大丈夫ですよ!
さらに、名刺に金額を書いてもらうことで、あとから確認できる“証拠”としても残るのが大きなメリットです。
こうした理由から、同時査定を行う際は、まず「入札方式」を第一選択肢として検討するのがベストでしょう。
車の同時査定はこうやる!5ステップの流れ
ここからは、車の同時査定を実際にどう進めていくのか、具体的な手順をステップ形式で解説していきます。



初めての方でも、この記事を見ながら順を追って進めれば問題ありません!
まずは、全体の流れをざっくりとチェックしておきましょう。
次は、これらのステップを時系列でひとつずつ、より詳しく見ていきましょう!
【STEP1】一括査定サイトから査定の申し込み


同時査定をスタートするには、まず査定の申し込みからです。
方法は以下の2パターンがあります。
- 一括査定サイトを利用する
- 買取業者に1社ずつ個別で申し込む
結論から言うと、同時査定をするなら「一括査定サイトの利用」が断然おすすめです。
理由は次の3つです。
- 近隣であなたの愛車を欲しがっている買取業者と自動でマッチングされる
- 一括査定経由なら、業者側も“バッティングする前提”を理解しているので話がスムーズ
- サイトによっては、申し込み時点で大まかな査定額がわかることもある



とくに❶と❷は、時間や手間をかけずに高く売るために欠かせないポイント!
同時査定の目的はもちろん、少しでも高く愛車を売ること。
そのためには、最初から「買う気のある業者」だけを集められる一括査定サイトの利用が非常に効果的です。
最近のサイトには「自動マッチングシステム」が搭載されており、各業者があらかじめ設定した「得意な車種・条件」にマッチした申し込みがあった場合にのみ、対応する仕組みになっています。
買取業者が「今、欲しい車の条件(年式・グレードなど)」を登録しておき、それに合う車が申し込まれた場合のみ、候補に挙がるシステムのこと



カーセンサーなどの有名サイトでは、実際にこの仕組みが使われています


もちろん、時間をかけて自分で業者を選び、1社ずつ申し込む方法も悪くはありません。
しかし、その業者が今まさに「あなたの車を高く買いたい」と思っているとは限らないのが現実です。
せっかく時間をかけて3社集めても、熱意のない業者ばかりだった…というケースも考えられます。
そうしたリスクを避けるためにも、私はいつも一括査定サイト経由で同時査定を行っています。
【STEP2】申し込んだ買取業者から電話がある


査定の申し込みが完了すると、すぐに業者から電話がかかってきます。
早ければ申し込み直後、遅くても1時間以内にすべての業者から連絡が来ることがほとんどです。



中には「申し込んだ瞬間」に着信があることもあるので、心の準備をしておきましょう!
このとき注意したいのが、複数の業者とやり取りする必要があることです。
そのため、申し込みは必ず「時間に余裕があるとき」に行うのがおすすめです。
仕事の合間や移動中だと、思った以上に慌ただしくなってしまうので注意してくださいね!
【STEP3】同時査定の日時と場所を決める


次に決めるのが、同時査定を実施する日時と場所です。
当然ですが、すべての業者に「同じ時間・同じ場所」に来てもらう必要があります。
ここで気をつけたいのが「土日祝日の査定希望」です。
たとえば、
- ウィーカーズ
- ネクステージ
などの大手直営店は比較的対応しやすい一方、
- カーセブン
- ユーポス
- アップル
といったフランチャイズ系の店舗では、土日対応が難しいこともあるため注意が必要です。



週末は出張査定や来店対応で手が埋まりやすく、人員調整が追いつかないこともあるようです……
同時査定は2社だけだと効果が半減してしまうリスクもあります。
しっかり競争原理を働かせるためにも、最低3〜4社を集めるのが理想です。



もし、土日祝に出張査定を依頼したい場合は、1週間前〜2日前までには申し込みを完了しておくのがベストです
同じ時間・同じ場所に集まってもらえなければ、同時査定は成立しません。
スムーズに進めるためにも、早めの準備が大切です。
【STEP4】出張査定で実車確認


- 「名刺に査定額を書いてください。一番高い会社に売ります」
- 「名刺に査定額を書いてください。一番高い会社に売ります。ただし〇円以下なら売りません」



この一言でOK。営業マンたちはルールを理解し、それぞれ順番に査定へ入っていきます
なお、当日の流れと所要時間の目安は次の通りです。
- 車両のチェックに約15分(車両状態、事故歴、装備等の確認)
- 名刺に書く査定額を店舗や本部と相談するのが約15~30分



私は4社呼ぶケースが多いですが、1時間前後で終わるケースがほとんどです!
【STEP5】査定額に納得いけば契約


査定が終わると、各業者から査定額が記載された名刺が手渡されます。
このとき、名刺はスマホで必ず写真を撮っておきましょう。



営業マン自身も写真を撮っていくのが一般的なので、こちらも気兼ねなく記録しておいてOKです!
名刺に書かれた金額は、今後の売却時の参考資料としても活用できます。
入札方式での価格結果は、業者にとっても「市場のリアルな反応」なので、次回以降の査定額に影響することもあります。
一番高い査定額に納得できたら、その場で契約へ進みます。
一方で、金額に不満がある場合や、思っていたほどの価格ではなかった場合はキャンセルしてもまったく問題ありません。



同時査定をしたからといって、必ずどこかに売らないといけない、というルールは一切ありません!
車の同時査定3つのメリット
ここからは、実際に同時査定をやってみて感じたメリットとデメリットをまとめていきます。
まずは「やってよかった!」と思えるメリットから見ていきます。
- 高額査定が出やすい
- 交渉が苦手でも大丈夫
- タイパ最強(時間効率がいい)
相場ギリギリの査定額が出やすい
1社ずつ個別に査定を受けると、「うまく言いくるめられてその場で契約してしまう」なんてケースも意外と多いんです。
「本当はもっと高く売れたかもしれないのに」と後悔してしまう人は、実際に結構います。
でも、同時査定ならその心配はありません。
その場に複数の業者が揃っていることで、“他社に負けたくない”という営業マンの本気スイッチが入ります。
結果、自然と限界ギリギリの査定額が引き出されやすくなる状況が生まれます。



確実に一番高い業者を選べるので、心理的にも納得しやすいですよ!
同時査定を申し込む=「この場で決める可能性が高いお客さん」だと業者は判断します。
だからこそ、提示価格で勝負が決まるこの瞬間に全力を出してくるわけです。



営業マンも完全に本気モードです!!
私自身、何度も同時査定をしてきましたが、オートオークション相場と比べても遜色ない価格で売れたケースがほとんどです。
中には「え!? こんな金額が出るの!?」というサプライズ査定が飛び出すこともありました。
交渉が苦手でも大丈夫
2つ目のメリットは、価格交渉が苦手な人でも安心して高く売れるという点です。



実は私自身、交渉はあまり得意ではありません……。
昔はうまく話せずに、安く買い叩かれてしまった経験もあります。
最近特に感じるのは、どれだけこちらが交渉術を学んでも、年間数百台を相手にしている営業マンたちには到底かなわないということです。



場数が違いすぎるんですよね。本当にプロの世界です
だからこそ、無理に駆け引きで勝とうとするよりも、そもそも交渉を必要としない仕組みを使う方が圧倒的にラクで安全なんです。
そんな悩みを解決してくれるのが、メインテーマの「同時査定」という方法です。
同時査定では、業者同士が目の前で勝手に競い合ってくれるため、こちらは交渉せずにルールだけ伝えて静かに見守るだけでOK。



「入札方式でお願いします」あるいは「セリ方式でお願いします」と伝えるだけで準備完了!
車を売る目的は、できる限り高く買い取ってもらうこと。
そのために、心理戦や駆け引きに巻き込まれる必要はありません。



交渉が苦手な方ほど、同時査定の仕組みを使えば、無理せず高く売れる可能性がグッと上がりますよ!
時間と手間がかからない
3つ目のメリットは、同時査定はとにかく効率がいいということ。
いわゆる「タイパ最強」です。



短時間でサクッと終わるので、忙しい人にもぴったりです!
たとえば、午後3時に同時査定を設定したとします。
すると、各社の営業マンが時間通りに集まり、順番に車のチェックを開始。
査定額が出そろい、条件に納得できれば、その日の16時過ぎには契約完了という流れも十分可能です。
一方、これを1社ずつ対応していくと、なかなか大変なんです。



実際に3社とやり取りするだけで、丸一日つぶれてしまうこともあります……
もちろん、1社ずつじっくり話ができるメリットもありますが、その分、必要以上に時間がかかってしまったり、営業トークに巻き込まれて疲れてしまうこともよくあるんです。



1社対応だと「絶対にこの場で決めてほしい」という空気感が強くて、ちょっと押しが強いなと感じることがあるんですよね
でも、同時査定であれば、その場で一発勝負&短時間決着。
営業マン側も「トップにならなければ終わり」と割り切って対応してくれるので、変な駆け引きや後腐れもなく、スマートに終えられます。
車の同時査定3つのデメリット
ここからは、同時査定のデメリット面について整理しておきます。
良い面ばかりに目が行きがちですが、「落とし穴」を知っておくことも大切ですよね。
同時査定は確かに高く売るうえで非常に有効な方法です。
しかし、やり方を間違えたり、準備不足のまま突入してしまうと、思わトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。
そのため、これからご紹介する3つのデメリットをあらかじめ知っておくことで、同時査定を失敗なく活用することができます。
- 買取業者を選べない
- キャンセルしずらいと感じることがある
- 談合の可能性がゼロではない
買取業者を選べない
1つ目のデメリットは、「どの業者に売ることになるかは、やってみるまでわからない」という点です。
同時査定では、その場で最高額を提示した業者に売却する流れになります。
たとえば、3社に依頼したうちのC社が一番高い査定額を出したとして、「C社は評判が良くないから本当は避けたかった…」という状況でも、C社に売ることになる可能性があります。
もちろん、最終的にどこに売るかを決めるのは自分自身です。
たとえば、「評判が悪い業者なので売りたくない」「営業マンの態度が気に食わない」と判断すれば、2位や3位の業者を選んでもOKです。
ただし、トップの業者からすれば「一番出したのに売ってもらえない」となるので、その場で納得できるような説明や交渉が必要になることが予想されます。
とはいえ、この問題を回避する方法があるので安心してください。
それは「業者選択機能」というものです。
この問題を防ぐためには、最初から信頼できる業者だけを同時査定に参加させるのがポイントです。
一括査定サイトのカーセンサーを例でご紹介します。
このままだと、チェックの入ったすべての業者と対応しなければなりません。


下の画像のように、「業者選択機能」を使えば、自分の好みに合わせて3社に絞って依頼することが可能です。





3社に絞りました!
希望に合わせて、
- 大手業者だけを選ぶ
- 入金スピードが早い業者を優先する
- 地元密着型の業者を含める
といった自分なりの基準で選べるのも、大きな魅力です。
さらに、過剰に多くの業者を呼びすぎてしまうリスクも防げるので、全体の対応もぐっとラクになります。



同時査定を使うときは、「業者選択機能」あがる一括査定サイトを選ぶのが成功のコツです!
キャンセルしずらい
同時査定の注意点として「断りづらさ」があることも覚えておきましょう。
複数の営業マンが一度に集まるスタイルなので、たとえ査定額が希望に届かなかったとしても、「ここまで来てもらったのに…」と気まずく感じてしまう方も多いんです。



私も最初のころは、「なんとなく断りづらいな…」と感じたことがありました
つまり、同時査定はある程度の“覚悟”を持って臨む必要がある方法といえます。
たとえば、
- 「ちょっと相場だけ知りたい」
- 「希望額が出ても、まだ売るかどうか迷っている」
そんな段階で同時査定を行うのは、あまりおすすめできません。
同時査定は、「希望額に届いたら売るつもり」くらいの前向きな意思がある人向けのスタイルです。
逆に言えば、まだ気持ちが固まっていない場合は、1社ずつ個別に呼ぶ方法のほうが気楽でおすすめです。
このように、同時査定には価格以外にも“場の空気”が影響する側面があることを理解しておくと、より納得感のある選択ができるはずです。
談合のリスクは排除できない
最後のデメリットは、同時査定における談合のリスクです。
談合とは、買取業者同士が口裏を合わせて、意図的に査定額を調整する行為のこと。
たとえば、A社、B社、C社の3社で同時査定を行うとします。本来の相場は200万円と仮定。
査定場所に到着した営業マン達で事前に「今回はC社が落札する」と口裏合わせを行います。
- A社:170万
- B社:175万
- C社:180万
といったように、C社が最も高くなるように全業者が本来の相場よりも低い査定額を提示。
中古車の買取相場は知らない私たちは、この中から査定額が最も高いC社を選択し、結果的にC社は相場よりも安く買い取ることに成功するということです。
一見、A社とB社にメリットがないように思えますが、次の同時査定ではA社に譲る、その次はB社に譲るといったように繰り返すことで利益を分配することが可能になります。これが「談合」です。
談合は、1社ずつ査定する場合には起こりません。
つまり、同時査定特有のリスクです。
同時査定は同じ時間に営業マンがバッティングするので、自然と顔を合わせる機会が増えます。



普通に世間話をしている方も多くいます……
中には元同僚だったり、以前同じ会社で働いていた人同士が偶然再会、というケースも珍しくありません。



この業界を転々となされる方は意外と多いみたいです
たとえば「この前のnbox安かったよね~」「この前買い取った車いくらで出してるの?」など、正直本当に大丈夫か?という印象を受けたりもします。
談合を防ぐための3つの対策
そこで、談合を阻止する3つの方法をご紹介します。
①「査定中はその場を離れない」
まず、査定中はできるだけ車のそばにいましょう。



近くにいれば談合しづら状況が生まれます
②「この金額以上なら売る」というベースを伝える
事前に希望額(下限)を伝えておくことで、業者が安値で示し合わせる意味をなくすことができます。



たとえば「〇〇万円以上で売る予定です」と伝えておくだけでも抑止力になります
③ 「先に1社だけ査定している」と伝える
「実は1社だけ先に査定を受けています」と言うことで、外部の査定額が基準になる可能性があると営業マンは意識します。



外部の査定情報がある=談合しても意味がない、と感じてもらえるため有効です
と、ここまで談合について解説してきましたが、正直に言うと、談合されることは本当に稀です。
私自身、何度も同時査定を行っていますが、たとえ営業マン同士が世間話をしていても、最終的に出てくる査定額はしっかり競り合ったものばかりです。



過度に心配せず、ポイントだけ押さえておけば大丈夫ですよ!
車の同時査定で失敗しない5つのポイント
ここからは、同時査定を成功させるための実践的なポイントを5つご紹介します。



このポイントを押さえておくだけで、トラブルを避けつつ、より納得のいく売却ができるはずです!
何社呼べばいいか問題


まず最初に悩むのが「同時査定は何社に査定をお願いすればいいの?」という問題ですが、おすすめはズバリ、3〜5社です。
なぜ3~5社がベストなのかというと、
- 競争心理を働かせるのに十分な人数
- 談合リスクを抑えるバランス
- 一人で対応できる現実的な上限
という3つの観点があるからです。
2社だとライバル関係が弱く、かえって談合が成立しやすい雰囲気になる可能性もあります。
逆に6社以上になると、査定額の上昇にはつながる可能性があるものの、対応に時間も労力もかかりすぎてしまうデメリットが出てきます。
そもそも業者数を増やしたからといって、査定額が上がるとは限りません。



大切なのは「相場に対してどこまで出せるか」です
ここで重要になるのが、一括査定サイトの「業者選択機能」の有無です。
この機能がないサイトを使うと、たとえば候補が6社に上がった場合、すべてに連絡&対応しなければなりません。



これではせっかくの同時査定が、負担だらけのイベントになってしまいますよね……
だからこそ、業者選択ができる一括査定サイトを使うことが、同時査定成功のカギとなります。



同時査定に最もマッチする一括査定サイトは最後にご紹介します。気になる方はここからジャンプもできます!
出し抜きには応じない


「出し抜き」とは、他社よりも早く査定・契約を進めようとする行為のことです。
たとえば、15時に3社同時に査定を依頼していたにも関わらず、C社の営業マンがトークを駆使し、15時前にあなたと契約を取り付けてしまう…これが「出し抜き」です。



なぜ同じ時間にお願いしたのにも関わらず、そんなことが起きるの?と思いますよね
実際、以下のような電話が、かかってくることがあるんです。
- 「近くにいるから先に車を見せてもらってもいいですか?」
- 「車をしっかり見たいので30分だけ早くみせてください」



ただし、これは完全に“作戦”です。応じる必要はまったくありません!
対策はシンプルです。
「すべての業者さんと一斉に査定する予定なので、予定通りの時間でお願いします」
このひとことで大丈夫です。
そもそも他社を出し抜こうとする業者がトップの査定額で出し抜くことは無いので、何を言われても動じる必要はありません。



同時査定では勝てない、若しくは査定額が高くなるのを避けるために、安く買い取ろうと出し抜いてくるわけです
私も過去に何度もこの“出し抜き作戦”を経験してきました。
一度応じてしまうと、せっかくの同時査定が台無しになる可能性すらあります。
その場では「少しだけなら…」と思ってしまいそうになるんですが、あとで後悔することのほうが多いので、強い気持ちで断ることが本当に大切です。
同時査定は、すべての業者が“同じ条件で”査定をするからこそ成立する方法。
ルールを守ってもらうことで、本当に高い査定額を引き出すことができます。
愛車の販売価格をリサーチする


同時査定を成功させるうえで、愛車の価値を事前に把握しておくことは非常に重要です。
実はこのひと手間が、万が一の“談合対策”にもなります。
おすすめは、
実はこの方法が一番実践的。



相場ではなく“売値”を見ることで、リアルな市場感覚がつかめます!
リサーチの方法はとっても簡単です。
- 中古車検索で、あなたの車の「年式」「カラー」「グレード」を入力
- 一覧で表示される車両から、自分の車と近い条件を探す
- 販売価格のおおよその「相場感」を掴む



自分と似た装備・走行距離の車が、いくらで店頭に並んでいるかを見るだけでOKです!
販売価格はあくまで「売る側の希望価格」ではありますが、そこから逆算して、「買取価格としてはこのあたりが妥当だな」と判断しやすくなります。
交渉時には「これくらいで売られているようですね」といった発言も抑止力になります。
また、こうした情報を仕入れておくことで、営業マンにも「この人は下調べしてるな」と思わせることができ、安く見積もられにくくなるという効果も期待できます。



査定する前日にチェックするのがおすすめです!
あらかじめ業者の評判はチェックする


同時査定では、3〜4社に声をかけるのが基本ですが、やはりできるだけ“質のいい買取業者”に集まってもらいたいですよね。
とはいえ、デメリットの章でも触れたとおり、最終的にどの業者がトップの査定額を提示するかは、その場になってみないとわかりません。
だからこそ大切なのが、「どの業者が1位になっても大丈夫なように、最初から信頼できる業者だけに絞っておく」という考え方です。
- 減額について明記しているか
- 入金スピードが明確か(できれば3営業日以内)



たとえば減額に関するルールや、いつ入金されるかが曖昧な業者は避けたほうが無難です
これらの情報は、公式ホームページや口コミ・評判サイトで事前に確認できるので、同時査定を申し込む前に、ぜひチェックしておきましょう。
どの業者が落札しても後悔しないように、あらかじめ情報を集めておくことが、安心できる売却につながります。



ちなみに私は、大手なら1週間以内、それ以外の業者は「3営業日以内」を基準に選ぶようにしています!
車の手放しは早いほど有利


同時査定を成功させるには、「いつ車を手放すのか」……つまり、引き渡し時期を明確にしておくことが非常に重要です。
査定当日、買取業者に必ず聞かれるのが、「手放し時期はいつですか?」です。
これは単なる確認ではなく、「この人に本気で査定額を提示していいかどうか」を見極める質問でもあるんです。
また、中古車相場は日々変動しているため、「いつ売るか」がわからないままでは、業者も強気な査定額を提示しづらくなってしまいます。
参考までに、最も高値がつきやすいのは、以下のようなスケジュール感です。
- 査定当日〜3日以内:ベスト
- 遅くとも1週間以内:高値維持
- 2週間以上:相場変動リスクで査定額が下がる傾向あり



私はいつも「当日~1週間以内の引き渡し予定」で交渉しています!
「本気で売る意思があります」
「引き渡しも◯日以内に対応できます」
この2つをはっきり伝えるだけで、営業マンの本気度もまるで違ってきます。
同時査定を行うなら、売却タイミングまで含めてしっかり計画しておきましょう。
実体験で厳選!おすすめの一括査定サイト2選
ネット上には数多くの一括査定サービスがありますが、いざ使うとなると「結局どこがいいの?」「違いがよくわからない…」と迷ってしまいますよね。
そこで最後に、私が実際に使って納得できた、同時査定にぴったりの一括査定サイトを厳選してご紹介します。



ご紹介するのは、今でも私自身が愛用している信頼できるサイトです!
カーセンサー


カーセンサーは、株式会社リクルートが運営する車の総合情報サイトで、一括査定サービスの中でも圧倒的な実績と使いやすさを誇ります。
特徴①|提携業者数・同時査定対応が圧倒的
全国の大手買取チェーンから地元の優良店まで、提携業者数が最多クラス。
同時査定との相性が最も良く、都市部だけでなく地方でもしっかり対応してくれます。



地方在住の方でも“複数社でしっかり比較できる”のは、カーセンサーの強みです!
特徴②|業者選択・自動マッチングが超便利
- 業者選択機能 → 自分で査定に来てほしい業者を選べる
- 自動マッチング機能 → 今あなたの車を欲しい業者を自動でピックアップ
これらの機能により、質の高い業者を無理なく集められるのが大きな魅力です。



余計な業者に対応しなくて済むので、時間も手間もムダになりません!
カーセンサーは、同時査定に必要な要素をすべて満たしており、迷ったらまず使って損はない、まさに一括査定の王様です。



同時査定をするなら、間違いなくNO.1のポテンシャルがあります!
\ 同時査定をするならNO,1サイト/
また、カーセンサーをもっと上手に活用するために、以下の関連記事も合わせて読むのがおすすめです。実際の売却実例もご紹介しています!


MOTA車買取


2つ目にご紹介するのは、「MOTA車買取」です。



特に「談合が気になる方」「交渉が苦手な方」には、このサービスがぴったりです
特徴①|事前入札で談合リスクを軽減
MOTA車買取の最大の特徴は、申し込み時点で最大20社の買取業者が「事前に概算査定額を入札」してくれること。
この仕組みにより、その場での談合や駆け引きがそもそも発生しにくい環境が整っています。



この概算金額をもとに上位3社だけとやり取りすればいいので、かなり効率的です!
特徴②|対応するのは上位3社のみ
入札結果が出たら、その中の上位3社とだけやり取りをすればOK。
上位3社なので、期待のできる業者だけで内容の濃い交渉ができます。
たくさんの営業電話に対応する必要はなく、交渉の負担も最小限です。



私も初めて使ったときは、「これはラクだな」と正直驚きました!
特徴③|事前に概算査定がメールで届く
実車確認の前に、各社が提示した“概算査定額”がメールで通知されます。
そのため、あらかじめ「このぐらいで売れそう」という相場感を持って交渉に臨めるのが大きな魅力です。
MOTA車買取はスマートに売りたい人に最適な一括査定です。
- 談合が心配
- 電話が多いのはちょっと苦手
- 本当に高く売れる業者だけと交渉したい
そんな方にとって、MOTA車買取は非常に相性の良いサービスです。
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さらに詳しい解説や、私の実体験をまとめた記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。


MOTA車買取を使って同時査定で売却した記事です!


まとめ|同時査定で後悔しないために
ここまで、同時査定のやり方と注意点について詳しく解説してきました。
同時査定は、
- 「タイパ最強」
- 「衝撃価格が出やすい」
- 「再現性が高い」
という3つの強みを持った、いま最も注目すべき車の売却方法です。
高く売れるということは、そのぶん 次のクルマ選びに余裕ができるということ。
- ワンランク上のグレードを選ぶ
- 車格をアップする
- 欲しかったメーカーオプションを妥協せず選べる
これらはすべて、「売り方を少し工夫するだけ」で実現できます。



“ただ売る”のではなく、“賢く売って得をする”時代です!
少しの準備と行動で結果は大きく変わります。
ぜひ今回の記事を参考に、あなたの愛車も最高の条件で売却してください!
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