新型シエンタを本音レビュー!購入して感じた魅力・不満とリセールの意外な実力

シエンタレビュー

新型シエンタって実際どうなの?

こんなお悩みを解決します!

今回は新型シエンタの購入を検討している方に向けて、現オーナーとしての本音レビューをお届けします。

新型シエンタは、コンパクトなボディに家族向けの使いやすさを詰め込んだ一台です。

ただ、実際に所有してみると「ここはちょっと…」と感じる部分も。

現オーナーだからこそわかるリアルな良い点・気になる点を正直にご紹介します。

新型シエンタは2台目で、トータルで1万キロ走っています!

とくに、当ブログのテーマでもあるリセールバリューについては、多くの方が気になるポイントだと思うので、リセールに繋がる選び方も合わせてご紹介したいと思います。

新型シエンタの購入を検討している方はぜひ参考にしてください!

目次

新型シエンタ8つの良い所

シエンタ良いとこ悪いとこ

新型シエンタを実際に使ってみて感じたのは、「思っていた以上に、暮らしにフィットする車だな」ということ。

街乗りでの取り回しのしやすさや、子育て家庭に嬉しい装備の数々など、毎日の運転でじわじわと良さを実感しています。

ここでは、そんな新型シエンタの「良いところ」を8つに絞ってご紹介します。

スライドはやっぱり便利

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シエンタの後席ドアはスライドドアが採用されています。

色々な車に乗ってきましたが、利便性においてスライドドアは圧倒的に使いやすいと実感しています。

スライドドアで良かったと思う場面
  • 子供の送迎
  • 狭い駐車場
  • 雨の時

とくに小さな子供がいるご家庭にとっては、ドアの開け閉めで隣の車にぶつける心配が少ないのも安心ポイントですよね。

そもそも子供にとってヒンジドアの車は乗り降りしづらいのも欠点です

さらに、スライドドアは開口部が広いので、大きな荷物の出し入れも楽々。

毎日のちょっとした使いやすさが、思った以上に暮らしを快適にしてくれるのが、スライドドア車の最大のメリットです。

取り回しがいい

新型シエンタ最小回転半径

新型シエンタの魅力のひとつに、「取り回しの良さ」があります。

全幅は5ナンバーサイズに収まっており、日本の狭い道路事情にぴったりな設計

まさにちょうどいいんです!

特に運転に不慣れな方や、大きな車に苦手意識を持っている方でも、シエンタならクリアできるサイズ感だと思います。

私はアルファードにも乗っていますが、どうしても車体の大きさが気になる場面があり、ストレスに感じることが結構あります。

でも、シエンタではそういったストレスがほとんどありません。

コンパクトなボディに加えて見切りも良く、狭い駐車場でもスムーズに停められるので、日常の買い物や送り迎えでもとても使いやすいんです。

なので、近所の買い物はほとんどシエンタで行ってます!

実際の日常生活では「ちょうどいいサイズ感」がいかに重要かをシエンタに乗って改めて実感しました。

街乗り中心で考えている方には、シエンタの取り回しの良さは本当に大きなメリットです。

普段使いしやすいサイズ感でありながら、室内空間はしっかり確保されているので、家族みんなが快適に過ごせます。

新型シエンタは、運転に自信がない方にも自信を与えてくれる、そんな頼れる一台だと思います。

ドライブレコーダーが標準装備

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今やドライブレコーダーは、マナーの悪い運転や事故に備えるための必需品。

シエンタには、Z・Gグレードに前方ドライブレコーダーが標準装備されています。

一番のポイントは、あとから自分で買って取り付ける必要がないこと。

通常、ドライブレコーダーを後付けするとなると、本体代に加えて取り付け工賃もかかり、数万円の出費は当たり前ですよね。

でもシエンタなら、最初からドライブレコーダーが付いているので、その分のお金も手間も節約できます。

しかも、メーカー純正のドライブレコーダーなので、車との一体感もバッチリ。

見た目もスッキリしています

最近のトヨタ車にはドラレコが標準装備されてる車種が増えてきたので、こういうのもうれしいポイントです。

なお、後方ドラレコはプラス3万円でETC2.0とセットで取り付け可能ですが、後付けのデジタルインナーミラーが取り付けできない事例があるようなので、たとえばアルパイン製のドラレコ一体型デジタルインナーミラーを取り付け予定の方は、購入前にディーラーやカー用品店で確認してから注文することをおすすめします。

ベンチシートは広くて使いやすい

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ベンチシートは2列目がひと続きになっているので、左右の席を自由に行き来できるのが特徴です。

これは小さなお子さんがいるご家庭にはうれしいポイントです。

たとえば、小さな子どものお世話をするときにはベンチシートが非常に便利なんです。

同じミニバンのヴォクシーやアルファードの2列目はセパレートで独立しているので、たとえば赤ちゃんのオムツ替えなどは寝かせるのが難しいシーンがありました。

でも、ベンチシートは座面がつながっているので、安定した姿勢でオムツ替えができるんです。

軽自動車で有名なnBOXやタントなども後部座席はベンチシート。

子育て世代に非常に人気の車なのも頷けます!

擦っても安心

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新型シエンタの外観でひときわ目を引くのが、ボディ側面などに使われている「樹脂製モール」。

このデザイン、見た目がおしゃれなだけではなく、とても実用的なメリットがあります。

それは、もし駐車場でドアをぶつけてしまったり、狭い道でこすってしまったりしても、ボディ本体ではなく樹脂モールが傷を受け止めてくれます

一番ぶつけやすい所に使われているのもポイントです!

樹脂モールのいちばんのメリットは、もし擦ってしまった場合に、このモール部分だけを交換できること。

修理代もぐっと抑えられるメリットもあります!

また、モール交換だけなら板金技術の差がなくきれいに元通りにできるので、長くきれいに保ちたい人にとってはとても心強いポイント。

日常使いでちょっとしたキズが気になりがちな人にも、新型シエンタはおすすめです。

見た目以上に賢い工夫が詰まっていますよ!

全席ワンタッチ式パワーウィンドウ

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トヨタ車に乗ると、パワーウィンドウの使いやすさはピカイチ

通常、運転席以外の窓を開けたり閉めたりするにはスイッチを押し続けないといけませんが、シエンタは全席ワンタッチで操作できるのが特徴です。

押し続ける必要がないので、信号待ちのときや料金所、ドライブスルーなんかでもサッと操作できて、とてもスマート。

毎日何気なく使うものだからこそ、こういう小さな便利さがジワジワ効いてきます。

トヨタのワンタッチパワーウィンドウ、一度体験すると手放せなくなりますよ!

スピーカーの音質が案外いい

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最近のトヨタ車に乗ると「あれ、音がいいな」と感じることが増えてきました。

ディスプレイオーディオが搭載されてから変わったなと感じます

ひと昔前までは、純正スピーカーといえば音がこもっていたり、高音や低音が物足りなかったりと、正直そこまで期待できないものでした。

でも、最近のトヨタ車は一味違います。

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わざわざ社外スピーカーに替えなくても、十分に音楽が楽しめる仕上がりになってきていると感じます。

何気ない通勤時間や、家族とのお出かけのBGMも、いい音で流れるだけでちょっと特別な時間に変わりますよね。

最新のトヨタ車で、ぜひその変化を体感してみてください。

リセールバリューも悪くない

クルマを選ぶとき、つい「今の値引き額」や「購入時の価格」ばかりに目がいきがちですが、実はとても大事なのが「リセールバリュー(売却時の価値)」です。

最近のトヨタ車は値引きも縮小傾向なので、車の維持費を減らすためにはリセールが大切になってきます。

前期モデルまでは、シエンタといえばリセールはそこそこ、というイメージでした。

でも最近は、半導体不足による納期遅延や生産体制の見直しなどでシエンタの人気が高まり、中古車市場でも需要が増え、売却時に思った以上の高値がつくケースが増えてきました。

ワンサイズ上のヴォクシーがかなり値上げされ、お手頃なシエンタの需要が高まっているのも要因かもしれません

ミニバン需要が安定している日本では、コンパクトで扱いやすいシエンタはファミリー層からの支持も厚く、リセールに有利な条件がそろっています。

アルファードを筆頭に、ヴォクシーなどのトヨタのミニバンは輸出も盛んで、総じてリセールには強い傾向があります

リセールがいい車に乗るメリットは、想像以上に大きいので、もう少し深掘りします!

たとえば、購入時に10万円多く値引きしてもらうよりも、売るときに30万円高く売れたほうが、トータルでずっとお得になりますよね。

さらにシエンタとフリード。

購入金額は同じ300万円だったとしても、売る時にシエンタの方が20万円高ければ、同じくお得に乗れたということになります。

買い替え時の下取り価格が高ければ、次のクルマへの乗り換えの負担を減らせます。

リセールが良い=お金に余裕ができるということです

リセールバリューが高い車は、市場での人気が高い証拠でもあります。

人気があるということは、それだけ「乗りやすさ」や「使い勝手」など、車自体の完成度が高く評価されている証拠。

さらにシエンタは輸出もされるので海外でも人気なんです

今、シエンタを検討しているなら、ぜひ「リセールバリューの良さ」にも注目してみてください。

目先の値引きだけでなく、長い目で見たときの“得”を考えると、シエンタはとても賢い選択肢になるはずです。

ただし、リセールについて注意点があります!

繰り返しになりますが、リセールバリューが決定するのは売却時です。

しかし、下取りでは本来のリセールバリュー通りで売ることが難しいのが実情です。

冒頭でお伝えしましたが、私は新型シエンタは改良前後で2台目になります。

なぜ同じ車種に買い替えできているのかというと、単純に高く売ることができているからです。

初回車検までに乗り換えれば車検代、メンテ費用も節約できます。

こちらの記事で新型シエンタがいくらで売れたのか、その方法を詳しく解説しているので、車の維持費を減らしたいと考えている方は読んでみてください!

新型シエンタ5つの悪い所

ここまで新型シエンタの良いところを紹介してきましたが、実際に使ってみると気になる部分もあります。

ここでは5つの気になった点について正直にご紹介します。

買ってから後悔しないためにも参考にしてください!

電動パーキングブレーキがない

一つ目は「電動パーキングブレーキがついていない」という点です。

これは発売直後から指摘されています

最近のクルマでは、電動パーキングブレーキはもう当たり前の装備になりつつありますよね。

運転席のスイッチひとつでパーキングブレーキをかけたり解除したり、オートブレーキホールド機能とセットになっている車種も多いです。

オートブレーキホールドは信号待ちや渋滞時でも、ブレーキペダルを踏み続ける必要がなく、足がとてもラクになるあの機能。

電動パーキングブレーキ付きの車に乗った経験がある人なら、その便利さはご存じだと思います。

ですが、新型シエンタにはこれがありません。

サイドブレーキは従来型の足踏み式……

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最初は「まぁこれくらいなら慣れればいいか」と思っていましたが、実際に日常的に乗っていると、やっぱり不便に感じる場面が多いです。

たとえば疲れている時など、信号待ちでブレーキを踏み続けなければならないのが地味にストレスになってきます。

安全装備が充実している分、非常にもったいないと感じます……

でも朗報があります。2025年夏頃に再び改良があり、なんと電動パーキングブレーキが標準装備されるとの情報が散見されます。

なので、新車をご検討の方は少し待ってから購入するのがいいかもしれません。

ひじ掛けがイケてない

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新型シエンタに乗っていて、もうひとつ「うーん」と感じる残念ポイントがあります。

それは、運転席のひじ掛け(アームレスト)です。

正直に言うと、新型シエンタのひじ掛けは小さめで、角度を固定することもできません

最初は「まあ、必要最低限あればいいかな」と思っていましたが、長時間運転するとやっぱり物足りなさを感じてしまいます。

軽くひじを置ける程度のサイズしかないので、体をしっかり預けてリラックス、という感じにはなりません。

しかも、運転席にしか付いていないんです。

そう、助手席にはひじ掛けがありません……

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ちょっとしたことかもしれませんが、日常使いする車だからこそ、こういう細かな快適性が気になってきます。

さらに後席にも中央のひじ掛けはありません

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これもけっこう大きなポイントだと思っています。

今どき、軽自動車のベンチシートでさえ中央にちょっとしたひじ掛けが付いていたりしますよね。

SUVならなおさら、ドリンクホルダー付きのしっかりしたひじ掛けがあるのが普通になっています。

シエンタの後席では、飲み物を置く場所はドアポケットにしかありません……

何より、長時間乗るときにひじを置けないと、リラックスしにくいデメリットがあります。

もちろん、シエンタはコンパクトで取り回しがよく、車内空間も広々していて、普段使いにはとても優れたクルマだと思っています。

でも、細かいところにもう少し気配りがあったら、もっと快適に過ごせるのになぁ…というのが正直な感想です。

これから購入を考えている方には、シートの快適さやひじ掛けの使い勝手もしっかり試乗のときにチェックしてみることをおすすめします。

見た目やスペックだけでは分からない「使い心地」が、毎日の満足度に大きく影響してきます。

ハンズフリーの反応が悪い

新型シエンタに搭載されている「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」。

カタログでも便利機能として大きく紹介されていたので、納車前はかなり期待していました。

でも、実際に使ってみると、正直あまり活用できていないのが現状です。

というのも、ハンズフリー機能の反応があまり良くないんです。

センサーの下に足をスッと入れるだけでドアが自動で開く……というイメージだったんですが、実際はなかなか反応してくれず、何度も足を出し入れする羽目に。

特に急いでいるときや荷物で両手がふさがっているときに反応しないと、ちょっとイライラしてしまいます。

最初のうちはコツをつかもうと何度も練習しました。でも、毎回うまくいくわけではなく、失敗が続くと結局、ドアハンドルのボタンを押して開け閉めするクセがついてしまいました。

今ではハンズフリー機能が付いていたことすら、すっかり忘れていることもあるくらいです……

便利な機能であることは間違いないのですが、使いたいときに確実に動いてくれないと、どうしても頼りにくくなってしまいます

特に小さな子どもを抱っこしているときや、大きな荷物を持っているときこそ、確実に動作してほしいものですよね。

ただ、この機能については過度に期待しすぎず、あくまでも「使えたらラッキー」くらいの気持ちでいたほうがストレスなく付き合えるかもしれません。

3列目をだすのがめんどくさい

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新型シエンタの7人乗りモデルには、3列目シートが備わっています。

ファミリーカーとして考えたときに「やっぱり3列シートはあったほうが便利だよね!」と思って購入を決めた方も多いのではないでしょうか。

私もそのひとりです

ただ、実際に使ってみると、この3列目シート、正直なところ使い勝手にちょっと難ありだと感じています。

まず、3列目を使うときが大変なんです。

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シエンタでは、3列目シートが荷室下に格納されているタイプなので、使うときはまず2列目シートを前にスライドさせなければいけません。そして荷室側からシートを引き出し、座席の形にセットする。

手順が多く、めんどくさいのが正直な感想です

慣れればそれなりにできるようになりますが、急いでいるときや子どもを連れての操作では正直面倒です。

一方、ライバル車のホンダ・フリードは、3列目が跳ね上げ式になっていて、レバーを引くだけで簡単に出し入れできる仕組み。

この差だけで、フリードを選ばれる方もいるくらいです。

比べてしまうと、シエンタの格納方法はどうしても手間がかかる印象です

普段から3列目を頻繁に出し入れしたいという方にとっては、かなりストレスになるかもしれません。

じゃあ、いっそのこと3列目を出しっぱなしにすればいいかというと、それもまた難しい問題があります。

というのも、シエンタはコンパクトミニバンなので、3列目を出すと荷室スペースがほとんどなくなってしまうんです。

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ちょっとした買い物袋を置く程度ならなんとかなりますが、大きな荷物や大型ベビーカーなどは載らない可能性もあります……。

結果、普段使いで不便を感じる場面が増えてしまいます。

さらに、3列目の居住性自体もそこまで広くありません。

短距離の移動なら問題ないですが、大人が長時間座るにはやはり窮屈です。

あくまでも「いざというときに使う補助席」と割り切るべきでしょう。

頻繁に3列目を使う予定がある方には、正直あまりおすすめできません!

もし家族みんなで乗る機会が多い、3列目も日常的に使いたいという方なら、シエンタより上のクラスの「ヴォクシー」などを検討するのがおすすめです。

ヴォクシーであれば、3列目も広々していて出し入れも簡単、荷室スペースも十分に確保できます。

多少車体が大きくなりますが、その分、快適性は段違いです。

シエンタはコンパクトなボディサイズと使いやすさが魅力の一台ですが、3列目を頻繁に使うシチュエーションが多い方は、購入前にしっかりと使い勝手をチェックしておくことを強くおすすめします

リアエアコンの設定が無い

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新型シエンタに乗っていて、夏場に気になるポイントがあります。

それは、後席にリアエアコンが付いていないことです。

実際に真夏になると、やっぱり後ろの席は暑くなりやすいです。

もちろん、運転席や助手席にはエアコンの吹き出し口がありますが、後席まではなかなか冷気は届きません。

とくに子どもたちは「暑い~」と言い出してしまいます

せっかく快適な室内空間がウリのシエンタなのに、ここだけはちょっと惜しいなと感じます。

その代わり、シエンタにはオプションで「リアサーキュレーター」が用意されています。

天井に取り付ける送風機みたいなもので、後席にも風を届けてくれる仕組みです。

ただ、正直なところ、エアコンとは違って風を循環させるだけなので、冷たい風が後ろまでしっかり届くかというと微妙な感じです。

さらに、サーキュレーターは稼働音もそれなりに大きいので、静かにドライブしたいときにはちょっと気になることもあります。

私は試乗車で試してみて選択するのをやめました

暑さ対策としては、メーカーオプションの「コンフォートパッケージ」を選んで、IR(赤外線)カット機能付きのガラスフィルムを装着するのがひとつの方法です。

これによって直射日光による車内温度の上昇をある程度防ぐことができます。

また、最上級グレードのZグレードであれば、リアサンシェードが標準装備されているので、日差しをカットして暑さを軽減できるのも助かります。

とはいえ、やっぱり本音を言えばリアエアコンが標準装備されていたらもっと嬉しかったな、というのが正直なところです。

特に最近のミニバンではリアエアコンが当たり前になりつつあるので、ここは少し物足りなさを感じました。

シエンタおすすめオプション

新型シエンタは、ベースの装備がかなり充実していますが、「あと少しの快適さ」や「将来のリセール」を意識するなら、オプション選びも重要です。

ここでは、実際にオーナー目線で「つけてよかった」と感じたおすすめオプションを厳選してご紹介します。

これから購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

オプションを上手に選ぶことで、シエンタはさらに使いやすく、便利になりますよ!

10.5インチディスプレイオーディオ

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新型シエンタを検討しているなら、ぜひおすすめしたい装備のひとつが「10.5インチディスプレイオーディオ」です。

Zグレードには標準装備されていますが、Gグレードだとオプション扱い。それでも、私は間違いなく選んでほしいと思っています。

理由はシンプルで、まず画面サイズと画質がぜんぜん違います

標準の8インチディスプレイと比べると、10.5インチは画面がぐっと大きくて見やすく、しかも画質もクリア。

地図の細かい情報や、バックカメラの映像がはっきり見えるので、運転中の安心感が違います。

操作性も良く、タッチレスポンスもスムーズなので、ストレスなく使えます。

さらにリセールバリューを考えたときにも、この装備は必須といっていいでしょう。

中古車市場では、大きなディスプレイがついている車両の方が人気があり、買取価格にも差が出ることが多いんです。

特に最近は、スマホ感覚でナビやオーディオを操作できる快適さを求める人が増えているので、10.5インチディスプレイ付きのシエンタは確実にアドバンテージになります

少しオプション費用はかかるかもしれませんが、使い勝手も満足度もリセールも考えると、十分に元が取れる装備だと私は感じています。

トヨタチームメイト

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続いては「トヨタチームメイト」。

まず、トヨタチームメイトを付けると、車両周囲を映し出すカメラの画質が向上します。

バックするときや狭い駐車場で周囲を確認したいとき、従来のカメラよりもクッキリ見えるので安心感が段違いです。

「白線や、あれ、これ何が映ってるんだろう…?」と悩むことがないので、ちょっとしたストレスが確実に減ります。

夜間のバックモニターも綺麗に映りますよ!

さらに、バック中に車や歩行者が近づいてくるとしっかり教えてくれる機能も搭載。

これがまたありがたくて、うっかり見落としがちな場面でもちゃんと警告してくれるので、ヒヤリとする瞬間を減らしてくれます。

特にスーパーの駐車場など、人の出入りが多い場所では本当に頼もしい存在です。

シエンタは5ナンバーサイズのコンパクトミニバン。

運転しやすさも売りのひとつですが、それでもミニバン特有の車体の大きさに不安を感じる方は少なくありません。

だからこそ、こういった駐車支援機能があると、運転が苦手な人でも安心してシエンタを選べるようになります。

まさにシエンタのコンセプトにぴったり合った装備だと実感しています!

そして、実はリセールバリューの観点から見てもチームメイトはおすすめ

中古車市場では、運転に自信がない人がコンパクトミニバンを探しているケースも多いんです。

そういった人たちにとって、駐車支援機能がついている車は大きな安心材料になります。

つまり、チームメイトが付いているシエンタは、売却時にもプラスに働く可能性があるということです。

自分で使っていても満足度が高く、さらに将来のリセールにもつながる。

トヨタチームメイトは「付けて損なし」のオプションだと、自信を持っておすすめします!

フロアマットは社外品

シエンタ社外フロアマット

クルマを買うとき、フロアマットは「純正をそのまま付ける」っという人が多いと思います。

私も昔はそうでした

ディーラーで「一緒にどうですか?」と言われると、何となくそのままお願いしてしまう。

でも、フロアマットは社外品が本当におすすめです。

理由はまず、コスパ。

純正フロアマットは品質はいいけれど、やっぱり値段が高いんです。

正直「マットにこの金額!?」と思うこともありますよね……

でも社外品なら、同等かそれ以上のクオリティで、価格はぐっと抑えられます。

もちろん選ぶメーカーは慎重にしたほうがいいですが、私が使っている社外品は素材もしっかりしていて、純正に全く引けを取りません。

むしろデザインのバリエーションも豊富なので、好みで選べる楽しさもあります。

よく「純正じゃないとリセールに影響しない?」と心配する方もいますが、フロアマットはリセールに関係ありません。

言い方は悪いですが、お金をかけ分だけ損します……

それなら、コストを抑えつつ満足度の高い社外品を選ぶのが賢い選択肢だと思います。

ちなみに、私が実際に使っているおすすめの社外品メーカーについては、別記事で詳しく紹介しています。

興味がある方はぜひそちらも参考にしてみてください。きっと、「次は純正じゃなくて社外品もアリかも」と思えるはずです。

新型シエンタは、長く付き合いたくなるクルマです。

だからこそ、無理に高いものを選ばず、うまく予算を使って、より満足できるカーライフを送ってほしいと思っています。

コンフォートパッケージはいらないか?

「できるだけ快適に乗りたい」と思っている方に気になるのが、コンフォートパッケージの存在ですよね。

8万円もする高額オプションです

新型シエンタを購入してしばらく経ちましたが、冬場になるとコンフォートパッケージについて「付けたほうが良かったかな?」と思うときもあります。

特にシートヒーターの有無は快適性に影響を与えます

でも、リセールバリューだけを考えるとそこまで大きなプラスにはならないので、「少しでも高く売りたい」という人には不要なオプションかもしれません。

むしろ効率重視で短期間で乗り換える予定の方には不要です。

ただし、長く乗り続けたい方、特に寒冷地や冬の朝の通勤が多い方には、間違いなくおすすめできる装備です。

実際、長期で乗れば乗るほど「快適さ」の価値はどんどん大きくなるもの。

そう考えると、少し費用はかかっても付けておいた方が、結果的には満足度の高いカーライフにつながると思います。

ハイブリッドの実燃費

燃費性能の高さが魅力のハイブリッドですが、「実際のところどうなの?」と思われる方も多いはず。

カタログ値と現実のギャップは、購入後の満足度に大きく関わってきます。

ここでは、納車してからのリアルな実燃費について詳しくお伝えします。

新車で購入後、一度もリセットしてない実燃費はこちら!

シエンタハイブリッド実燃費

20キロです!!

2台目のシエンタで7000キロ弱走行した実燃費です。

新型シエンタに乗り始めて感じたのは、「燃費がむちゃくちゃいいな!」ということ。

私が普段走っている環境は、

  • 高速道路:1割
  • 市街地:7割(しかも信号多め)
  • 幹線道路:2割

という使い方。

決して燃費には優しくない条件ですが、そんな中でもシエンタの実燃費はリッター20kmをしっかりキープしてくれています。

他に所有していたクルマと比べても、その差は歴然です

参考までに、他の車で私が運転するとこうなります……

  • 40系アルファード(ハイブリッド):12km
  • 30系アルファード(ガソリン):7km
  • ヴォクシー(ガソリン):9km
  • ライズ(ガソリン):11km
  • NBOX(ターボ):13km
  • NBOX(NA):14km

といった感じです。

こうして比べてみると、新型シエンタの20キロという実燃費がどれだけ優秀かがよくわかります。

日常使いにちょうどいいサイズ感にプラスして、ここまで燃費がいいのはかなり嬉しいポイントです。

これまでいろんな車を乗り継いできた私からすると、シエンタの燃費性能は本当にバランスが取れていると胸を張って言えます。

特に今はガソリン代も高止まりしているので、毎月の燃料代を少しでも抑えたい人には、シエンタの燃費性能はかなり大きなメリットになると思います。

グレード・オプション選びに迷ったらコレ

シエンタレビュー

新型シエンタは、グレードや乗車定員、パワートレイン、オプションの組み合わせが多く、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いと思います。

ここでは、これから新型シエンタの購入を検討している方に向けて、現オーナーの視点からリセールバリューも考慮したおすすめの選び方をご紹介します。

自分に合った仕様を見つけるための参考になれば幸いです。

リセールは売却タイミングによって変動するため、この記事の内容はあくまで予想として参考程度にご覧ください!

ハイブリッドorガソリン

まず「ガソリンモデルかハイブリッドモデルのどちらがおすすめなのか」をお伝えします。

結論から言うと、私は断然ハイブリッドモデルをおすすめします

理由は二つ。

まずひとつ目は、リセールバリューの高さです。

現在の市場では、ガソリンモデルよりもハイブリッドモデルの方がリセールが良い傾向にあります。

もちろん、ガソリンモデルも輸出向けで強みを持つことはありますが、輸出事情は仕向け国によって大きく左右されるため、リスクも高めです。

それに比べ、ハイブリッドは国内でも安定した人気があり、リセールの読みにくさが少ないのが強みです。

二つ目は、家計に優しい燃費性能です。

ガソリン価格が高騰している今、燃費の良さは大きな魅力。

私自身、ハイブリッドで実燃費20km/L前後を記録しており、日々の燃料代の違いを実感しています。

ガソリンスタンドに行く頻度が激減しました!

長く乗ることを考えると、燃費性能の差は積み重なって大きな差になります。

確かに、短期的に見ればガソリンモデルの方が初期費用を抑えられるかもしれません。

しかし、リセールやランニングコストをトータルで考えたとき、車種によりハイブリッドの方が結果的にお得になるケースも増えてきました。

シエンタはこの傾向が強いです

もちろん、使い方や乗る距離によって最適な選択は変わりますが、特にリセールも意識したい方、燃料代を抑えたい方にはハイブリッドモデルが第一選択になると思います。

新型になって以降、ハイブリッドのほうがリセールは良好です!

5人or7人乗り

新型シエンタを購入する際、5人乗りか7人乗りの選択に悩む方も多いかと思いますが、私は断然7人乗りをおすすめします

理由は主に二つ。

まず、ハイブリッドと同じ理由でリセールの面でのメリットです。

2025年現在も、7人乗りのほうが、差額以上に相場が高い状態が続いています

中古車市場では、7人乗りの需要が高い傾向があります。

たとえ普段は3列目を使用しないとしても、7人乗りにすることで将来的に売却するときに有利に働くことが多いです。

実際、5人乗りと7人乗りの差額は最終的には中古車の価格に反映され、7人乗りの方が高く売れることが一般的。

これは「7人乗り」という選択肢を持っていること自体が、買い手にとって大きな魅力となるからです。

そして、もう一つの理由は乗車人数は多い方が良いという点です。

日常的に7人全員を乗せることがなくても、予想外のシーンで7人乗れる車は意外と便利なものです。

例えば、家族や友人とのお出かけ、長距離ドライブで荷物が多くなる場合など、急に人数が増えることもあります。

そのときに「7人乗り」にしておけば、急なシチュエーションでも慌てることなく対応できるため、結果的に便利さが増します。

使う使わないに関わらず、7人乗りにしておくことで将来的に価値が高くなるというのが一番のポイントです。

購入時に少しの差額で済むなら、後悔せずに7人乗りを選んでおいた方が、結果的に得られるメリットが大きいと感じます。

カラー選択

まず結論ですが、パールホワイトかブラックを選んでおけば間違いないでしょう。

どちらも定番カラーで、どんなシーンにも馴染みやすく、リセールバリューも高いため、短期間で乗り換えを考えている方には特におすすめです。

トヨタ車に限らず、白と黒は鉄板カラーです

ただし、カラー選びはやっぱり自分の好きな色に乗るのが一番大事だとも思います。

もし長期間乗り続けるつもりなら、見た目や気分に合ったお気に入りのカラーを選ぶのがベストです。

さて、白と黒の違いについて少し触れると、パールホワイトはオプションカラーで少し追加費用がかかりますが、その分汚れが目立ちにくく、メンテナンスも楽です。

特に車が汚れやすい季節や天候でも、白い車は全体的にキレイに見えるため、手入れの負担が軽く感じます。

一方、ブラックは基本カラーで追加費用がかからない点が魅力ですが、汚れや傷が目立ちやすく、こまめな手入れが必要です。

洗車傷もとても目立ちます……

特に洗車後の輝きや黒の深みが美しく見える反面、少しでも汚れると目立つので、手間をかけられる方にはぴったりです。

結局のところ、短期で乗り換えるなら白か黒、長期で乗るなら好きなカラーを選ぶといいでしょう。

自分のライフスタイルに合わせたカラー選びが、快適なカーライフにつながります。

おすすめグレード

新型シエンタを選ぶ際、グレード選びで迷ったら、おすすめはハイブリッドZグレードです。

実は、最上級モデルであるZグレードを選ぶことが、長い目で見ると一番の選択肢だと思っています。

発売以来、Zグレードのリセールは安定して良い状態が続いています

シエンタも含め、一般的に最上級グレードは後々の中古車市場で高く売れる傾向があります。

もちろん、Zグレードは価格が高めですが、最終的にはリセールの面で得をすることを考えれば、十分に価値があります

さらに、ハイブリッドのZグレードには、ガソリンのZグレードでは選べないトヨタチームメイトが選択可能

繰り返しになりますが、トヨタチームメイトは駐車支援機能がついており、運転が不安な方にとってはとても助かる装備です。

この機能はハイブリッドZグレードにしか選べないため、選択肢として大きなポイントとなります。

また、Zグレードは後席サンシェードが標準装備されており、特に暑い季節には大きなメリットです。

直射日光を遮ることで、後席の乗り心地が格段に向上し、子供やペットを乗せる際にも快適になります。

まとめると、私のおすすめ仕様は以下の通りです。

  • ハイブリッドZグレード
  • メーカーオプション:トヨタチームメイト、コンフォートパッケージ(寒いのが苦手な人)
  • ボディーカラー:ホワイトorブラック

この仕様であれば、機能性、快適性、そしてリセールバリューすべてにおいてバランスが取れた最適な選択ができると思います。

この仕様で値引きを含め、乗り出し価格は300万円ちょっとです!

まとめ

シエンタ良いとこ悪いとこ

新型シエンタは、コンパクトなボディに十分な室内空間を備えた優れたミニバンです。

燃費が良く、特にハイブリッドモデルは家計にも優しく、長期的に見ると非常にお得。

しかし、後席のエアコンや3列目シートの操作性、パーキングブレーキの非搭載など、一部の使い勝手に関しては不便さを感じる部分もあります。

とはいえ、便利な装備や走行性能を兼ね備え、特に日常使いにはとても適した車です。

グレード選びやカラー選択、オプションなど、自分のライフスタイルに合った仕様を選べば、長く満足して乗れること間違いなし。

全体としてはバランスの取れた、非常にコストパフォーマンスの高い車だと感じています。

これからシエンタを購入する方の参考になれば幸いです!

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