よく聞く「車の一括査定」って本当に高く売れるのか?

こんなお悩みを解決します!
私はこれまで、下取りや持ち込み査定など、さまざまな方法で車を売ってきました。
その中で、一括査定がもっとも高く売れるという事実を、実体験から確信しています。



しかも、タイパ最強です!
今回は「下取り査定」「持ち込み査定」「一括査定」の3パターンすべてを実際に試し、査定額の違いや交渉のリアルな様子を詳しくレポート。
中でも、他ではあまり語られない持ち込み査定の現場についても具体的にご紹介します。



実際のオークション相場とも比較しながら分析していきます!
- 一括査定が高く売れる理由
- 持ち込み査定での交渉の様子
- 下取りと買取業者との査定額の差
- 一括査定の申し込みから売却までの流れ
時系列に沿って、リアルな体験をもとにご紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
カーセンサーについてもっと詳しく知りたい方はこちらの最新記事を参考にしてみてください!


査定するN-WGNのオークション相場をチェック
まずは、今回査定する車の情報を簡単にご紹介します。


- 車種:ホンダN-WGNカスタム
- グレード:カスタムLホンダセンシグ
- 駆動方式:2WD
- 年式:令和3年1月登録
- ボディカラー:プラチナホワイトパール
- 走行距離:8950キロ
- 事故板金歴:なし
- 外装内装:目立つ傷なし
- オプション:7インチホンダ純正カーナビ
そして気になる査定時点でのオークション相場(税込)は、130万円~143万円でした。
ここからオークション出品手数料や買取業者の利益分が差し引かれるため、実際の買取価格はこの相場を少し下回るのが一般的です。
このような前提があるからこそ、この記事では
- 「どの業者が適正価格を提示していたか」
- 「どこが安く買い叩こうとしていたのか」
といったポイントが、よりリアルに伝えられると思っています。
さて、上記の相場を踏まえた今回の買取予想額はこちらです。
オークション相場(税込)は、130万円~143万円
- 最低売却金額(これ以下はNG):110万円
- 目標買取金額(合格ライン):130万円
- 上限買取金額(限界希望値):140万円
このように、あらかじめ目安を設定しておくことで、「いくらなら売るのか」「どこまで粘るのか」の基準が明確になります。



今回は、足元を見られないように130万円を目標に設定しました!
- 最低売却金額:車買取専門店を利用する以上、最低限出してほしいラインです。これまでの経験上、ディーラー下取りの上限価格もこのあたりが限界といった印象でした。
- 目標買取金額:この金額で売却できれば成功といえる水準です。この価格を最初の提示で出せる業者は、かなり信頼できる存在です。
- 上限買取金額:オークション相場から見てもギリギリの希望値。これまで何十回と交渉してきた中でも、持ち込み査定ではまず出ない金額です。あえて設定しておくことで、強気の交渉ラインとして活かせます。
果たして、買取業者はどこまで迫ってくるのか?
それぞれの査定結果と交渉のリアルを、順番にご紹介していきます。
ディーラーでの下取り価格はどうだった?
買取業者に査定してもらう前に、ディーラーで下取り査定を受けてみました。



ディーラーの営業さんは、意外と気軽にやってくれますよ!
「一括査定や買取店に出すつもりなのに、下取りって必要?」と思うかもしれませんが、実はすごく重要なステップです。
理由は、今の車に最低でもどれくらいの価値があるのかを、まず把握するため。



まずは“自分の車の最低価値”を知っておくのが大切です!
さて、今回はスズキ(スペーシア見積もり時)とホンダ(N-BOX見積もり時)で下取り査定をお願いしました。
- ホンダディーラー … 110万円
- スズキディーラー … 97万円
やっぱり…安いです。
ホンダはギリギリ最低ラインですが、スズキは最低ラインにすら届いていませんでした。



とはいえ、ディーラーは「新車を売るのが本業」なのでしかたありません……
ちなみに、ホンダにはあらかじめ「スズキで97万円だった」と伝えていたため、最初は105万円の提示だったのが、最終的に110万円に上がりました。
つまりこれは、車両本来の価値ではなく、“値引きとの調整”が入った結果です。
ディーラーは新車の値引き幅を調整しながら、「下取りを高く見せてお得感を演出する」ことがあります。
この下取り額の上乗せに納得してしまう方は多いのですが、ディーラー側にはまだまだ余力があるのが現実です。
ホンダで出た110万円という査定額は、買取業者と交渉する上での最低ラインとすることにしました。



下取り査定は、たとえ売るつもりがなくても一度やってみる価値がありますよ!
足元を見られないためにも、最低ラインを把握しておくのは交渉の基本です。
その意味では、下取り査定は交渉準備のための無料ツールと考えておくといいかもしれません。
買取業者へ持ち込み査定
さて、ディーラーでの下取り価格が110万円だったことで、まずは基準ラインができました。
ただし、買取業者との交渉で、
- 「ディーラーでは110万円でした!」
と正直に伝えるのは、絶対にやってはいけない行動です。



そんなこと言えば「115万くらいでいっか」と思われて終わりです……
そこで今回は、持ち込み査定を有利に進めるために、3つの交渉ポイントを決めて臨みました。
- 他社の金額は言わない
- 希望金額はあえて言わない
- 売却時期を明確に示す
1つ目と2つ目は、一見不親切にも思えるかもしれませんが、実はこれが重要です。
なぜなら、他社の金額や希望金額を伝えてしまうと、そこが“上限値”になってしまうからです。



もうちょっと頑張れる余地があっても、上がらなくなります!
3つ目の「売却時期を伝える」も非常に大切です。
「そのうち売るかも」というスタンスだと、そもそも査定額すら出してくれないこともあります。
今回は、「1週間以内に売却予定」と伝え、すぐにでも売る意思を見せて交渉に入りました。



即日〜1週間の引き渡しが、業者が一番熱くなるタイミングです!
早速、各社の査定結果をお伝えします。
※オークション相場(税込)は、130万円~143万円。
- カーセブン…131万円
- ラビット…130万円
- アップル…128万円
- オートバックス…120万円
- JAC:…提示無し(110万円)
いかがでしょうか?
たったこれだけの店舗に持ち込んだだけで、最大で11万円の差が生まれています。
特に上位3社は、かなり接近した金額を提示してきました。
私は今回オークション相場を把握していたため、どの金額が妥当で、どれが安すぎるかがハッキリとわかりました。
とはいえ、仮に相場を知らなかったとしても、この査定結果を見れば「N-WGNのリアルな買取相場は130万円前後だ」と感覚的にわかるはずです。



つまり、相場など知らなくても、何社かとやり取りする中で愛車の価値がわかってきます
ここがポイントなのですが、オークション相場というのは、業者側も“下限”を基準に見る傾向があります。
今回のように、相場が130万円〜143万円だったとしても、業者は自然と「130万円ベースで利益を計算しながら」提示額を考えてきます。
そこにオークション手数料、自社の利益を乗せた金額が査定額になります。
今回のケースでは、下限の130万円から手数料などを差っ引いて、結果的に125万円前後が買取業者の最低買取金額になるというわけです。
つまり、すべての業者が見ている数字は同じ。
提示額に差が出るのは、単純に「どれだけ利益を削ってくれるか」にかかっています。



結局のところ、すべてはオートオークション相場が基準なんです!
査定額の概要がわかったところで、次はそれぞれの業者との交渉のやりとりや印象を、実際に訪問した順にご紹介していきます。
- 「どんな対応だったのか?」
- 「提示はスムーズだったのか?」
読者目線で気になる部分を中心に、しっかりレビューしていきます。
ただし、ここまで読んで「買取店を回るのって大変だな…」と思った方もいるかもしれません。



はい、正直そのとおりなんです……
実際、持ち込み査定には手間や時間だけでなく、断りにくさや心理的なストレスもあります。
だからこそ、本当は最初から一括査定を使った方がスムーズかつ高く売れる可能性が高いのです。


オートバックス
まず最初に訪れたのは、カー用品店としてもおなじみのオートバックス。
WEBページから簡単に予約ができ、当日空きがあったのでそのままスムーズに査定してもらえました。
受付から査定、金額提示までにかかった時間はおよそ50分。
意外としっかり時間をかけて査定してくれる印象です。
今回提示されたのは120万円。


ただし、最初に伝えられた「本部査定」は110万円だったとのこと。
交渉はしていないものの、「120万円なら買取できます」とのことで、その金額を見積書にきちんと明記してもらえました。



書面での提示はオートバックスの強みですね!
しかも、オートバックスの査定額には5日間の金額保証がついているのも特徴です。
この間であれば、他社との比較や検討をしても、再度価格交渉をしなくて済むのは安心ポイントです。



じっくり比較したい人にはありがたい制度ですよ!
結果として、まだ1社目にもかかわらず目標ラインの120万円をあっさりクリア。
交渉なしでこの価格が出たことは、かなり好感触なスタートとなりました。
アップル
次に訪れたのは、全国展開している大手買取チェーンのアップルです。
午前中にWEBの査定フォームから申し込みをしたところ、昼過ぎには店舗から連絡があり、指定した時間にそのまま来店。
対応の早さからしても、かなりスムーズです。
到着後はすぐに担当の方が車をチェック。
その間にアンケートへの記入を済ませ、およそ30分で査定完了から金額提示まで一通り終わりました。



全体的にテンポが良くて、無駄がありません!
そして注目すべきはその対応です。
「他社はおいくらでしたか?」「希望金額ありますか?」といったよくある探りのトークが一切なく、すぐに提示されたのが128万円。



一発提示でこの価格は評価できますね!
オートバックスの120万円から見ても、いきなり8万円アップという好スタート。
しかも、交渉ゼロでこの価格です。
最近は買取業界でも、情報がオープンになってきたことから、「無駄な駆け引きは時間のムダ」という考え方が広がっているようで、担当者の方も「一発勝負で誠実に査定するスタイルにしています」と話していました。
一応、「もう少し上がらないですか?」と軽く探りを入れてみましたが、それは難しいとのこと。
本気で提示された価格だったということでしょう。
総じてアップルは、スピード感・誠実な対応・わかりやすさがそろっており、非常に気持ちの良い査定体験でした。
なお、アップルはフランチャイズ形式で運営されているため、店舗によって対応やスタンスには違いがあります。



あくまで「この店舗ではこうだった」という実体験として参考にしてくださいね!
今回のようにスムーズに提示してくれる店舗もあれば、地域や担当者によっては対応が異なるケースもありますので、あくまで一つの参考体験としてご覧ください。
JAC
3店舗目は、関西圏ではよく知られている買取店のJACです。
当日、こちらから電話をしてそのまま持ち込み。
すぐに対応してもらえた点はありがたかったのですが……
なんと今回は、査定金額の提示がありませんでした。



えっ、買取査定に来たのに金額が出ない…?
その理由がこちらです。
- 「お客様の希望金額か、他社の金額を教えていただかないと、うちは金額は出せません」
- 「この条件なら、相場は110万円としか言えないですね」
これぞ、ある意味で典型的な“営業トーク”。
今回は「希望金額は伝えない」スタンスで交渉していたため、これ以上話が進むことはありませんでした。
査定を受けたのに金額が出ないというのは本末転倒のようにも感じますが、実はこのケース、買取業界では決して珍しいことではありません。



私も過去に何度かこのパターン、経験しています……
結果的に“110万円相当”という曖昧な評価となりましたが、誤解のないようにお伝えすると、JACがダメだったわけではありません。
実は私自身、過去にJACで何度か車を売却しており、そのときは他社よりも高く買い取ってもらった経験があります。
つまり今回の結果は、単純に交渉の進め方が合わなかっただけ。
「希望額を伝えないと進まない」という営業方針もある以上、仕方がない部分はあります。
とはいえ、ユーザー目線で見ると、せっかく時間を割いて査定に行ったのに、金額を提示してもらえないというのは納得しにくいところですよね。



査定しに行ってるのに“値段が出ない”って……正直、時間のムダですよね……
気を取り直して、次は大手チェーンのラビットに向かいます。
ラビット
ラビットは、以前からお付き合いのあるディーラーさんからの紹介で利用しました。
そのため、やり取りも非常にスムーズで、いきなりの一発提示。
提示された金額はなんと130万円でした。



紹介ってやっぱり強いですね!
本来の査定金額は129万円とのことでしたが、担当の方からはこんな言葉が。
「本当は129万円ですが、前回もお売りいただいてますし、今回は色を付けて130万円でお願いします!」
じつはラビットでは、以前に他車を売却したことがありました。
そのときの対応が良かったのもあり、今回は紹介+リピーターということで、プラスαの金額を提示していただけたようです。
さらにありがたかったのが、車の引き渡し時期に柔軟に対応してもらえた点です。
今回は売却から納車まで少し余裕をもたせたかったのですが、ラビット側からは「2週間ほどの猶予であれば大丈夫です」と快く承諾していただけました。



この配慮、地味にめちゃくちゃ助かるポイントです!
実は、過去に紹介なしでラビットを利用した際は、ここまでスムーズに金額提示をしてもらえたことはありませんでした。
だからこそ、今回の経験からも、紹介のパワーやリピーターの強みを改めて実感しました。
カーセブン
持ち込み査定の最後は、老舗買取店のカーセブンです。
私はこれまで数多くの買取業者に査定をお願いしてきましたが、「安心して売却できる」という点では、カーセブンがいちばんおすすめだと感じています。



とくに、初めて車を売る人にはかなり親切で安心ですよ!
詳しくは別記事でも紹介してるので気になる方は読んでみてください。


今回はWEB査定フォームから申し込み、1時間ほどで店舗から連絡がありました。
「本日中の査定も可能」とのことで、そのまま店舗へ。
金額提示まではおよそ45分程度と、スムーズな対応でした。
そして提示された査定額は、128万円。



あれ?最終結果は131万円じゃなかった?
実はこのカーセブンが、今回の持ち込み査定の最後の店舗。
そこで最後に、他社の金額を伝えることにしました。
すると担当者はすぐに、
「今ここで決めていただけるなら、131万円で買取します!」と即答。
このように、他社の金額を最後に出すことで、さらなる増額につながるケースは実際にあります。
結果として、カーセブンからは今回の最高額となる131万円を引き出すことができました。



やっぱり他社情報って“最後の切り札”になるということです
では、なぜ買取店はこのように最後の一押しで上乗せしてくるのでしょうか?
それは、他社の金額を簡単に伝えてしまうと、「このお客さんは、どうせ次の店に行って値段を比べるんだろうな」と判断されてしまうからです。
結果として、本気の金額を提示せずに様子見されることもしばしば。
これが、買取業者が強引な営業をかけてきたり、なかなか価格を明言しない理由でもあります。
持ち込み査定をした感想
ここまで、私が実際に足を運んで体験した持ち込み査定についてお伝えしてきました。
正直に言うと……
5店舗を回るのにかなりの時間と労力がかかり、ものすごく疲れました。



実はこれ、2日かけて回ってます……
対応はそれぞれ丁寧でしたし、金額も悪くありませんでしたが、「これを毎回やるのは正直しんどい」というのが正直な感想です。
これが、持ち込み査定の現実なんです。
査定額に差が出ることも、店舗によって雰囲気が違うことも実際に体験できましたが、
- 効率の悪さ
- 時間的拘束
- 断りにくさなど……
精神的な疲労感もなかなかのもの。



1店舗だけなら対応できますが、数店舗は効率が悪すぎるんんですよね
そして、いよいよ次は一括査定の出番です。
ここまで登場していない大手2社を含めて、同時に競合させる形で一括査定を試してみました。
- 持ち込み査定の結果がどうだったのか?
- 一括査定との違いがどこにあるのか?
その差がハッキリと見えてきます!
持ち込み査定に興味がある方は、以下の記事でメリット・デメリットをさらに詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。


車の一括査定カーセンサー車買取を利用


いよいよここからは、「
持ち込み査定で得た知見や相場感をもとに、今回はここまで登場していない大手2社を含め、複数業者を同時に比較してみることにしました。



最も効率よく高く売るために、いよいよ本番スタートです!
カーセンサーの魅力は、何といっても「提携業者数の多さ」と「自由度の高さ」
「どの買取店に声がかかるか」を自分で選ぶことができるうえ、連絡方法や希望条件も柔軟に設定できます。



迷ったらとりあえず「カーセンサー」でOKです!
私もこれまでに何度もカーセンサーを使ってきましたが、「手間を最小限にしつつ、しっかり競争させられる」という点ではダントツで使いやすいと感じています。
今回は、持ち込み査定と比較しながら、「カーセンサー一括査定がどう違うのか?」「本当に高く売れるのか?」を徹底検証していきます。
\ 一括査定に迷ったらコレ/
申し込み
さっそく、カーセンサー一括査定での申し込み画面をご紹介します。
今回はすでに買取店の選択を終えた状態の画像ですが、右上の「買取店一覧」には、この車を査定したいという業者がずらっと表示されます。


今回表示されたのは全部で8社。
すでに店舗査定で訪問済みだった「カーセブン」「JAC」「オートバックス」などは除外し、今回は新たに「ビッグモーター(現ウィーカーズ)」と「ネクステージ」の2社に絞って申し込みをしました。



2社だけで同時査定をすることに決めました!
どちらも言わずと知れた大手買取チェーンです。
- 今までの経験で、買取価格がずば抜けて高かったことが多い
- 店舗持ち込みではなぜか渋い金額だったが、一括査定では本気を出してくる
- 高年式の車(年式が新しい車)を積極的に求めている
- 自社販売に強く、流通網が広いため、高額査定に期待できる
ネット上では様々な評判がありますが、私自身はこれまで不快な対応をされたことは一度もありません。



対応は地域や営業マン次第というのが正直なところです
こちらの記事でウィーカーズに完全解説しているので気になる方は是非読んでみて下さい!


申し込み後の流れ
送信ボタンを押してわずか数秒……
すぐに着信が入りました。最初に連絡が来たのはビッグモーターから。
コールセンター経由だったため、対応はとても丁寧で威圧感もまったくありません。
希望の訪問日時を伝えて、まずは一旦通話終了。
すると、今度はネクステージのコールセンターから。
こちらも同じく丁寧で、柔らかい印象でした。
この段階で、訪問日時を確定。
すると間もなく、それぞれの実際に査定を担当する営業スタッフからの直電が入ります。
ウィーカーズの営業スタッフ
「とても欲しい車なので、ぜひ買取らせてください!ちなみにその日時、他社さんもいらっしゃいますか?」
ネクステージの営業スタッフ
「いま全然車がないんです!ぜひ査定させてください!ところで他社さん、来られる予定ありますか?」



聞かれる内容、まったく同じでした(笑)
ここで覚えておきたいポイント
一括査定で「同時に複数業者を呼ぶ」と伝えると、「当社だけでお願いできませんか?」「丁寧に見たいので1社だけにしてもらえませんか?」と言われることがあります。
そんなときは、はっきりと伝えて問題ありません。
実際には、どの業者も「車が欲しい」のが本音。
断られるくらいなら、同時査定でも乗ってくる業者がほとんどです。
最終的に、ネクステージからも同意が得られ、今回はこの2社で同時査定バトルを行うことになりました。



本来であれば、同時査定は3〜5社で競わせるのが理想ですが、今回はすでに店舗で複数の査定を受けていたため、2社のみで進めています
おすすめ交渉方法
同時査定での交渉方法についてお伝えします。
今回私が実践したのは「入札方式」です。
- 同時査定…同時刻に業者をバッティングさせ査定をうけることをいいます
- 入札方式…査定価格が出たら名刺に金額を書いてもらい、いちばん高い業者に売る
このとき注意しておきたいのが、売却の本気度をしっかり伝えることです。
「売るかどうか迷ってます」では、営業マンも本気を出せません。
- 「○○円以上なら売る」と明言する
- 「一番高い業者に売る」と約束する
- 「引き渡し時期は即日~1週間以内」と伝える
このどれかでも曖昧にしてしまうと、入札方式の効果は半減します。
まだ売却に迷っている方は、まずは個別査定で様子を見たほうが良いでしょう。



営業マンはプロなので、「この人は売らないな」とすぐに見抜かれます……
今回はすでに売却を決めていたので、最低売却価格を130万円、目標金額を135万円に設定して、勝負に臨みました。



135万円か、もし136万円でたらラッキー。ダメならラビットかカーセブンで売ろうと思っていました
さらに、「本日手放しも可能」と伝えて本気度を強調。
営業マンには、こう伝えました。



「130万円以上なら売ります!手放しは本日OKです!高い方に売るので、頑張ってください!」
その場で同時に査定をしてもらい、30分後にいよいよ査定額の提示です。
ビッグモーターVSネクステージで同時査定
今回はネクステージとビッグモーター(現ウィーカーズ)による一騎打ち。
結果は以下のとおりです。
同時査定の結果
- ネクステージ…144万円
- ビッグモーター…135万円





高っ!!!
オークション相場を把握していた私も、思わず「高っ!」と声が出てしまう金額でした。
むしろ、オークションで競り落とすより高いのでは?と思うほどです。
繰り返しになりますが、オークション相場(税込)は、130万円~143万円。
ネクステージの営業マンいわく、「ビッグモーターが140万円を出してくる」と予想していたとのこと。
そこで絶対に負けないように、上限ギリギリまで攻めてきたようです。
新店舗ラッシュと在庫不足で、正直この価格では利益は出ませんが…高年式の車はとにかく欲しかったので頑張りました!とのことでした。
さらに聞いてみました。



「もしネクステージさん1社だけの査定だったら、144万円出てましたか?」
「いえ、それは絶対に出せません。同時査定だったからこそ、ここまでやりました」
つまり、今回の高額査定は、入札方式が功を奏した結果です。
同時査定について詳しく知りたい方はこちらを読んでみて下さい!誰でも簡単に同時査定ができるようにの注意点をはじめ、詳しいやり方を解説しています!


もし他の業者も入札に参加していたら…?
ここで少し視点を戻して、ふと考えました。
もし、店舗査定を受けていた「カーセブン」や「JAC」も同時査定に加えていたら?
あくまで予想ですが、どちらも135万円前後は提示していたと思います。



つまり、店舗査定よりも金額が上がっていたということです!
それだけでなく、競合が増えることでビッグモーターの査定額が140万円まで伸びていた可能性も考えられます。
実際、ネクステージの営業マンも「ビッグは140万円を出してくると踏んでいた」と話していたくらいです。
つまり今回、もし3社以上で競わせていれば、さらに高値が出ていた可能性もあります。
一騎打ちだったからこそ、ビッグモーターは少し控えめに135万円を提示したのかもしれません。
とはいえ、2番手ながら135万円を出してきたビッグモーターもさすがの一言です。



これが同時査定は3社以上がベストであると感じている一番の理由です
ビッグモーターは現在「ウィーカーズ」として再スタートしています。詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。


最終結果
- ネクステージ…144万円(一括査定)
- ビッグモーター…135万円(一括査定)
- カーセブン…131万円(持ち込み査定)
- ラビット…130万円(紹介)
- アップル…128万円(持ち込み査定)
- オートバックス…120万円(持ち込み査定)
- ホンダディーラー…110万円(下取り)
- スズキディーラ…97万円(下取り)
- JAC…無し(持ち込み査定)
こうして振り返ってみると、上位2社はどちらもカーセンサー一括査定を通じた業者でした。
この結果を見れば、時間と労力をかけて持ち込み査定をするメリットはほとんどないということが、はっきりわかります。
つまり、最初からカーセンサーの一括査定を使って、4社〜5社で同時査定を実施するのが、もっとも効率的かつ高く売れる方法だったのです。



効率よく高く売る!これが一括査定最大のメリットです!
今回、実際の売却価格は144万円と見えていますが、契約書上は145万円から陸送費1万円を差し引かれた「144万円」が正式な買取金額となりました。





145万円から陸送費1万円が引かれて「144万円」になっています!


車の一括査定で売却した後の流れ
ここからは、一括査定で売却が決まったあとの流れについてご紹介します。
今回は、私自身にとっても初めての体験がありました。
それが、ネクステージで導入されていた「電子契約」です。
これまでの売却では、店舗で紙の契約書にサインするのが当たり前でしたが、ネクステージでは2020年から電子契約書を導入しており、今回はその方式で手続きを行いました。
といっても、難しいことはまったくありません。
- スマホのSMSに契約用のURLが届く
- URLにアクセスして、氏名・口座番号などを確認
- 最後に電子サインをすれば、契約は完了!



画面を見ながら進められるので、とてもわかりやすかったです!
最近では、ウィーカーズ(旧ビッグモーター)など他の大手買取店でも、同様のオンライン契約方式が増えてきています。
紙の契約書でのやり取りは年々減少傾向にあり、今後はこのようなオンライン契約が主流になっていく流れだと感じました。



これから車の売却も「スマホひとつ」で完結する時代ですね!
車両の引き渡しはその日のうちに完了。
そして翌日、担当営業さんから代金の振込予定日についての連絡がありました。
実際に振り込まれたのは、契約から3日後。
入金額は予定どおりの144万円で、トラブルもなく無事に取引完了となりました。





スムーズな契約とスピーディーな入金、さすが大手ですね!
売却した車の店頭価格はいくら?
さて、気になるのが「売ったあと、その車はいくらで売られているのか?」という点です。



今回はトコトン掘り下げていきます!


実際の店頭表示価格を見ると、買取価格との差はわずか数万円程度。
これはかなり異例なケースで、軽自動車とはいえ、ここまで利益の薄い売り方は珍しいです。



本体価格では、ほとんど利益が出ていない可能性もありますね
今回のようなケースでは、おそらく「車両本体」ではなく、購入時の諸費用(コーティング・メンテナンスパック・ローン手数料など)で利益を出していると考えられます。
だからこそ、こうした高年式・高品質な車両を仕入れるために、買取価格が非常に高くなっているのです。
「ネクステージ」や「ウィーカーズ(旧ビッグモーター)」が高年式車の買取に強い理由は、まさにここにあります。


購入額と売却額の差額を公開
ここでは、実際に「どれくらいコストを抑えて車に乗れたのか?」をご紹介します。
今回売却したN-WGNは、ホンダディーラーの試乗車落ち(登録済み未使用車に近い車両)を中古で購入したものでした。
購入価格:¥1,474,000
売却価格:¥1,442,000
所有期間は1年。走行距離は購入時3,000km → 売却時9,000km。
つまり、6,000km乗って、コストは約3万円という結果に!



これはもう「月額カーリース」並みのコスパですね!
もし下取りだったら?
→ ホンダの下取り価格は110万円。差額は約47万円の損失。
もし持ち込み査定だったら?
→ 一番高いカーセブンでも131万円。それでも17万円の差。
この差こそが、一括査定の威力です。
\ 一括査定に迷ったらコレ/
このように、私が頻繁に車を乗り換えられる理由は、「カーセンサー」などの一括査定を使って、とにかく高く売ることができているからなんです。
【まとめ】効率よく高く売りたいなら一括査定を使おう
ここまで、「下取り査定」「持ち込み査定」「一括査定による出張査定」の3つを実際に体験し、比較してきました。
結論として、最初から一括査定を使い、数社で同時に査定を受ける入札方式が最も効率的で高く売れる方法だと確信しました。



今回は軽自動車でしたが、普通車や輸出に強い車種だと、もっともっと金額に差が生じます!
持ち込み査定は手間がかかるうえ、オークション相場上限で買い取ってもらえることは、ほぼありません。
ディーラーの下取りよりはマシですが、買取業者も本音では“できるだけ安く買い”たいと考えているため、営業トークや心理戦を駆使してくるケースもあります。
つまり、こちらが主導権を握らない限り、相場通りの金額はなかなか出ません。
では、どうすれば確実に高く売れるのか?
その答えが、競合させることです。
そして今は、安く買い叩かれないための”売り方”がすでに用意されています。



私はこの3つの中から選んで売却しています。やり方も簡単でおすすめですよ!
一括査定を活用することで、売却益を「次の車の資金」に回すことができるのも大きな魅力です。
・ワンランク上のグレードを選べたり
・本当は諦めていたオプションをつけられたり
・予算の範囲で“より満足度の高いクルマ選び”ができたり…
車の維持費を抑えたいなら「安く買って高く売る」が最も効果的な方法。
この記事が、愛車を少しでも高く売りたいと考えている方や、これからクルマの乗り換えを検討している方の参考になれば幸いです!
\ 一括査定に迷ったらコレ /


カーセンサー以外の一括査定が知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください!





